
ファンの方も大変多い人気やる夫スレ作家「◆GESU1/dEaE」氏の長編野球作品。
26話完結と入りやすいので作風を知るには本作から入られるのが良いと思います。
エター作だと自分はやる夫は役人国家をつくりあげるようですが好き。
本作の主人公はホークスにドラフト7位指名を受けた、
高校生で161kmを投げるが一試合最多死球記録の東北のヒットマン(物理)やる夫。
入団時はストレートしか投げれず、コントロールもスタミナも高校生レベル未満で、
そんなやる夫が果てしないストレートの拘りを以て球界のエースに成り上がる人生を描きます。
少しだけヒロインとのR-18描写有り。
本作は一時流行したパワプロのマイライフ型のやる夫スレで、
基本的に数話1年のペースで進んでいくのでテンポが良く読みやすいのが魅力です。
只管球速を追い求め2軍戦で中継ぎとして奪三振と死球と四球を積み重ねる1年目、
死球で壊されたらたまらんと他球団に研究を受け2軍でも散々な成績になってしまった2年目、
そしてプロ3年目での初めての1軍昇格から遂にやる夫が球界へ羽ばたいていきます。
そんなテンポが良い描写でもしっかりキャラクターは立っていて、
主人公やる夫は力こそパワー型の何も考えていない歯に衣着せぬ物言いで周囲を騒がせて、
年末恒例の球団社長華琳様(恋姫)との契約更改では
彼女のとても可愛い狼狽えっぷりを見せてくれました。
本丸の試合描写も熱が入る描写となり、
特に最終決戦となるWBC決勝での一幕は手に汗を握る熱中出来る試合展開でした。
現実でも日本代表のアメリカでの準決勝、そして決勝がもう目前に迫っていますが、
試合が待ちきれない方に特にお勧めしたい作品です。
変化球やコントロールなど所詮は負け犬の思想と思っていたやる夫が、
世界を舞台に今となっては懐かしいあのストレートで勝負する。
輝かしい彼のプロ野球人生を是非ご覧ください。
記事紹介ツイート(作品が面白かったらいいねをお願いします!)
紹介記事を投稿しました。
— 夜市よい (@yoichi_041) March 18, 2023
東北のヒットマン(物理)がプロ野球界に。
そのやる夫がストレートへの拘りを以て
球界のエースに登り詰め挑戦したWBC決勝では
手に汗握る素晴らしい描写を魅せてくれました。
剛腕ストレートでスターダムを駆け上がれ
「やる夫のプロ野球人生」
https://t.co/LXyDVX2z1f
コメント