やる夫は傭兵になるようです - やる模
あらすじ
<<あおいはねのおおきなひこうきと>> <<かたほうだけあかいはねのひこうきがとんできて>> <<あのひこうきをおいだしてくれるよ!>>
就業予定の航空会社が空爆で無くなってしまった主人公やる夫。
そのやる夫に対して絶賛敗戦中の国家の要人利根川が
元空軍パイロットの経歴を見込んで傭兵として雇用を願い出る。
そして傭兵として配属された初日から敵爆撃機の侵入によりスクランブル発進し―――
――――あれは…雪の降る寒い日だった。
『片羽』の言葉で物語の幕は上がる
本作品の魅力
作中中盤、首都ディレクタス解放戦の描写に尽きる。
その前のB7R前哨戦やフトゥーロ運河奪還での空母ケストレル等
原作にない独自の描写を作中徐々に追加していたが
その描写がディレクタス解放戦で見事な花を咲かせる。
原作のエースを集中して描写する構図に加え、
作者によって本作独自に追加された民間人の視点から語られる戦争、
さらに過去と未来の全てが組み合わさっていく構成は見事の一言。
「この辺で振り返ったら見えたんだよね」
しかもエースコンバットのストーリー描写の根幹といっても
過言ではない“無線”を使ったギミックは完璧でした。
原作は飽くまで敵エースから見たプレイヤーが語られる構図なので
この2次作品を見て逆に原作の首都を開放する想いが深まってきた。
そして首都解放後についても、やる夫の過去編がプロローグにつながる構成やバトルアクス作戦でのB7Rの空戦描写等の魅力的な点がまだまだ非常にある。
21話のB7Rで更新が止まっているがこれまで記載したこの作品の圧倒的な描写は、
読了から10年が経過しても未だ心に残っていたものであった。
コメント
こなたの回想の掛け声で戻ってきてくれるシーンが最高だった、味方側はどいつもこいつもいい奴すぎてこれどうやったらピクシー裏切んのって思ったところでエタ―
コメありです!やはりそのシーンですよね。
原作を題材にしたオリ設定でここまで熱くさせるとは。
それを見る為だけにもう一度最初から読みたくさせる作品でした。