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やる夫スレ

乙女ゲー世界でも健在な不憫可愛いもこっち伝説「もこっちは乙女ゲーの世界に転生するようです。」

やる夫が人生でいいじゃない

全68話オリジナルファンタジー長編完結作品。
不憫極まりない人間不信気味の黒木智子が悪役令嬢として乙女ゲーに転生し、
本人は人助けのつもりでも周囲からは
打算としか思われず只管すれ違っていきます。
リリカルなのはの原作を駆け抜けた「もこっちは無意識に原作をブレイクするようです」
知っていればより深く楽しめますが未読でもそんなには問題ないです。

リリなの世界で不憫な生を全うした主人公黒木智子が今度は乙女ゲー世界に神様転生。
先ずは自分の領地を現代知識でサラッと内政で不毛の地から屈指の肥沃な地に変えて、
ゲームの本編が始まる王都の学園に悪役令嬢ポジションで入学する。
それと同時にゲームでの正ヒロインとなるシャルロット=デュノアも入学しますが
どうもこのシャルはもこっちと違いそのゲーム知識を持った転生者の様子で。
世界のバックアップを受けた乙女ゲー主人公を敵に回さず全面降伏の構えをとったもこっちと、
もこっちがリリなの世界で磨いた回復魔法によって原作の重要人物達を救っていた為に
あらゆる原作イベントを先回りしてゲームクリアを目指していると錯覚したシャルによる、
すれ違いで波乱万丈な学園生活が始まっていきます。

本作は人助けをしている筈なのに斜め上の方向の結果に終わる不憫な本編もこっち視点と、
もこっちによる原作改変に驚きながらも学園生活を楽しむシャル視点の話が両輪で展開され
もこっちが只管不憫な目に合う独特の作風がシャル視点でマイルドになりお勧めしやすい所。
人間不信なもこっちは苦労しつつも全力で空回って全てが打算だとしか思われていない中、
シャル自身は唯の良い子な転生者なので新鮮なリアクション芸をいつも見せてくれました。

そして長いもこっちシリーズの風呂敷を本作で畳み切っていて、
苦労に苦労し続けたこのもこっちですがとても彼女らしい結末になったので満足感が高い。
本作続編以降は主人公が変わって連載中ですがやはりこのもこっちは今でも忘れられません。
そんな不憫可愛いもこっちに感情移入が止まらない作品となっているので、
是非気になった方は一読してみて下さい。

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コメント

  1. 匿名 より:

    タイトルは「もこっちは乙女ゲーの世界に転生したようです。」じゃないの?
    それとも、途中で変わったりしてるのかな。

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