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やる夫スレ

高度な周回システムによって異なる結末を紡いでいく、動乱に巻き込まれたとある遍歴騎士の物語「遍歴流離譚」

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※システム説明※
このスレは周回要素が存在します。ED条件を満たさずに主人公が死亡すると、
以下のものを引き継いで、リスタートをします。
【剣術】【武器】【防具】【所持金】【アイテム】の5種類。
過去の記憶や人間関係は引き継がれません。

全169話で完結のオリジナル長編作品。
諸国をめぐり歩く遍歴の騎士ニューソク卿が架空国家シェルターランドに到着し、
その地を巡る動乱に巻き込まれていくという作品ですが、本作は周回システムが大きな特徴。
1周目では何も分からないままだった動乱を2週目、3週目は主要勢力の思惑を知った上で挑み
強くてニューゲームして異なるルートで更に良い結末を紡いでいきます。

1周目は騎士の家系に生まれそこそこの剣術はあっても、
名誉を傷つけられるのが我慢ならない性格により放逐された主人公。
従者が自分を庇い死亡した後に辿り着いたシェルターランドの鈍色市に落ち着くことにするが、
傭兵団からの依頼で生計を建てるも彼の名誉狂いは健在で。

「いや、よくはないよ。たぶん、首にはなるし弁償させられるかも。でも、明日の朝も拝めないお前らには、そんな先のことは関係ないだろう。」

名誉を傷つけられると直ぐに後先考えず剣を抜いていく物騒極まりない主人公が、
依頼を通じて周囲の信頼を得て動乱に巻き込まれていく様が一週目で描かれていきます。
そんな1周目は世界観を知る序章の立ち位置となっていますが、
1周目だけで見ても傭兵隊とマルフォイ家を巡るギャグとシリアスが良く混ざった良作です。
自分は紲星あかりちゃんがとても好きでした。

本作は主人公に舞い込んでくる数種類の依頼から受ける依頼を安価で選んでいく形式で、
安価の選択によって周回のルートが決まるので参加当時は物語を創り上げた感慨が湧いてくる
読者参加型の作品として本当に高い完成度を誇っています。

そして本作は前述の周回システムにより周を重ねる毎に更にストーリーが洗練されてくる。
1周目ではモブには勝てるが主要人物には勝てない強さが、
2周目では主要人物にもほぼ勝てる強さに成長し3週目では”剣聖”という最強に至ります。
そして各周回で主人公の性格も大きく変わりまた違った展開を見せて飽きさせない
作者の高い力量を感じさせる本作の構成となっているので是非好みの方は一読してみて下さい。

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