暇な時にやる夫まとめ
「……あのね、ヴィヴィオ?
私もそろそろ40歳、リンカーコアも衰えてきたし
いい加減結婚しようと思うんだけど」
「はぁッ!? 今更ぁ!?」
という突発的な発言から始まる本編29話完結の高町なのはの婚活ストーリーです。
高町なのは(39)は既にフェイトやはやて、更にはヴィヴィオまで結婚している状況で
完全に管理局内の高嶺の花と化している状況から抜け出すべく婚活アプリから始めていくが
しょうもない男に引っかかったりと踏んだり蹴ったりで。
対して黒沢(福本作品)は44歳で工事現場の作業員とうだつが上がらない日々を送っていたが
非魔導士独身男性の希望として高町なのはと会う機会を得る。
彼女を有象無象の輩から守るべくはやて率いる教導隊や聖堂騎士らが護衛・監視している中、
ただの一般人の黒沢が「東郷平八郎が婚活している」レベルの伝説の存在と付き合えるのか。
その納得感ある過程が描かれます。
STSから20年が経過した原作後日談となり、
高町なのはの伝説的な英雄さやミッドチルダを始めとする管理局の現在について
分かりやすく描写されているので婚活を抜きにした原作後日談としても読むことができます。
婚活面においてもダイス先輩の圧倒的な幸運もあることながら、
そんな伝説的な高町なのはに対して一般人代表の黒沢の奮闘ぶりが実っていく過程、
そしてそれを見守るなのは親衛隊の皆さんがとても応援が出来る良い構成でした。
一点だけ注意としては、やる夫作品の都合上黒沢のような他作品の版権キャラが
ヒロインと恋愛する話になっているのでその点が気になる人は注意です。
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