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東方二次創作小説の歴史にも残しておきたい傑作「東方先代録」

◇にじファンから移転したPixivが本家 後書きや設定資料集等のおまけもこちらに有ります。

「東方先代録」/「パイマン」のシリーズ [pixiv]
<東方先代録シリーズを読む時の注意事項> 小説について ・表紙のイラストは各絵師様に許可を得て掲載しています。もちろん、無断転載は禁止です。 ・小説本文は一ページに全文一括で表示します。 ・今回のようなまえがきや本文後のおまけなどはページで...

◇ハーメルンにもマルチ投稿

東方先代録 – ハーメルン
 ・東方の二次創作です。・転生女オリ主の勘違い要素あり。・主人公は最強です。・『最強じゃないけどかなり強いです』とか『最終的にそれなりに強くなります』とかじゃなくて『最強』…

・東方の二次創作です。
・転生女オリ主の勘違い要素あり。
・主人公は最強です。
・『最強じゃないけどかなり強いです』とか『最終的にそれなりに強くなります』とかじゃなくて『最強』
・偉大なのは漫画やアニメの先人達
・肖る程度の能力
・テーマは『人間賛歌』『すごいね、人体』『葉隠』

東方原作全66話145万字で地霊殿編にて更新停止中の長編作品。
霊夢の1つ前の博麗の巫女として東方Projectの世界に転生した主人公が、
紅霧異変から始まる数々の異変解決を原作とはまた異なる独自路線で魅せていく。
原作を尊重しながらもこの独特な先代巫女の格好良さをとことん描き出した傑作です。

東方Projectの世界に転生し創作の世界だからこそ出来る感謝の正拳突き一万回を始めとする、
無茶苦茶な修行で毎日鍛え続けていたら歴代最強の博麗の巫女となっていた主人公。
未だスペルカードルール制定前の妖怪による侵略が絶えない不安定な時代で、
主人公はその妖怪達を肉弾戦によって駆逐する人間の守護者として君臨していた。

そんな中やってくるのがこれまでの完全実力主義を否定するスペルカードルールの制定で、
これからの博麗の巫女の座を霊夢に託し人里で医療所を開いていた所に紅霧異変が発生。

遂に原作が始まったことで後は霊夢を安心して送り出すだけの筈が、
主人公と紅魔館組との苛烈極まる因縁が明らかになったことで主人公も紅魔館に突入し
現在の巫女博麗霊夢と先代巫女の主人公が一挙に集う過剰戦力にも思える異変解決が開幕する。
そしてその過程で力こそ全てから弾幕勝負による美しさと思念の時代となる過渡期に生きた、
主人公の圧巻な物語が展開される序盤から霊夢への世代交代を描いた中盤が描かれますが、

この本格的な物語の裏で主人公の中身は実は残念だったという勘違いコメディが展開されます。

本作は何と言ってもこの主人公先代巫女の個性溢れるキャラクターが魅力的となっています。
H×Hやトライガン・覚悟のススメを始め数々の原作の技と台詞をこれ以上なく使いこなし
この東方世界で肉体言語でもって妖怪と戦い・恐れられ風格があり過ぎる主人公が、
一人称視点で読者(&覚妖怪)にだけただの脳筋な内面が描かれるというこのギャップ。

シリアス展開と内心でのコメディが非常に高いバランスで両立されています。

そんな本作の代名詞と言っても過言ではない主人公を差し置いて、
読者による人気投票第一位となり私自身忘れられないのが古明地さとり。

主人公がきっかけとなって生じた複雑怪奇な誤解の嵐の末に、
唯の覚妖怪が八雲紫や八意永琳と同レベルな大妖怪であり希代の策謀家となってしまわれる。

彼女のその苦難はいよいよ原作とは全く異なる異変となった萃夢想から本格的に始まり、
風神録で嘗てないヒロイン力を見せつけそして本番の真・地霊殿へと繋がっていきました。

そして作中の一章毎に引き起こされる異変解決のその過程についても、
東方ならではの幻想的で美しい弾幕の数々が披露される弾幕ごっこから
本作ならではの妖怪との肉弾戦による死闘を繰り広げられる真剣勝負な実戦もあって

原作とはまた違ってくる展開と合わせ全く飽きずに読み進められます。
そんな東方2次創作小説の歴史に残るような本作なので是非一読してみて下さい。
残念ながら更新停止となっていますが1章毎にしっかり締めているのであまり気になりません。

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コメント

  1. 匿名 より:

    これほんと好きだった

  2. 匿名 より:

    いやぁめっちゃ好きでしたねこれぇ……先代のリスペクト精神と鬼たちの刹那の輝きと魔理沙ら少女たちの煩悶と試行錯誤、今でも克明に思い出せます。続きが読みたくなってきちゃいました。

    • 夜市よい より:

      コメありです!対勇儀戦は何度読んでも熱い闘いでした。
      ただ単に他原作の技やセリフを借りてくるだけでない深みがあって、
      特に序盤の百式観音とMGS・トライガンからの引用が自分のお気に入りです。

  3. 匿名 より:

    ここで見かけて懐かしくなって一から読み直してしまった
    土日がどっか行ったけど後悔はない

    • 夜市よい より:

      コメントありがとうございます!
      自分も150万字読み返しましたが全く後悔なく、また読み返して貰える紹介文書けて良かったです!

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