現在150話超のR-18有りオリジナル長編現行連載作品。
世界全てが化け物にしか見えない等数々の致命的な呪いを受ける不老不死の魔女さん達の元に、
何故かその呪いが全く効かずこの世界で唯一人正常に見える主人公がやってきた。
そしてそんな魔女さん達は13人もいるので必然的に主人公を奪い合うことになり、
可愛い日常を送りながらも殺し合い、呪いの謎に迫っていくダークファンタジー作品です。
現実から突如この世界に飛ばされて何も知らない無一文な主人公白頭(やる夫)は、
可愛い魔法使い沙条愛歌の弟子となって魔法理論を学ぶ幸せ一杯な日々を送っていた。
しかしそんな沙条愛歌には実は自分以外の人間が全て化け物に見える呪いがかけられていて、
その中で何故かこの主人公だけは人間に見えているという秘密が隠されていた。
彼女はそれを何も知らない主人公と暮らし2人だけが人間に映る世界を満喫していたのだった。
そしてどうやらこの世界で最も優秀な魔法使いな13人の魔女にはそれぞれ異なる呪いがあって
羽瀬川小鳩は他の人から自分が化け物に見えて意思疎通が出来なくなり、
めぐみんは一日経つと自分から全ての記憶が消えて周りからの自分の記憶も消えていく。
それらの呪いに苦しむ魔女達に対して世界で唯一呪いを打ち消すことが出来る、
主人公を知った魔女たちは当然彼を確保しようとして実力行使に出る。
こうして第一章の沙条愛歌とひとつ屋根の下で暮らすほのぼの日常生活から一転し、
第二章では敵味方問わず魔女がどんどん死んでいくシリアス展開に突入。
続く第三章以降ではその苦難を乗り越えて強キャラになったやる夫によって、
そもそも魔女たちが苦しむ原因となったこの世界の呪いの謎に迫っていきます。
本作はメインヒロイン沙条愛歌がとても面倒臭可愛い作品となっていて、
この世界でも最上位に君臨する実力を持っているものの、
メンタル面が激弱なので主人公がいないと生きていけない共依存関係でよわよわで可愛い。
そんな兎に角ヤンデレ可愛い彼女ですが偶に格好良い所を読者に見せつけてくれて、
特にその愛の深さをこれ以上なく示した第二章の最終盤がたまりません。
暁美ほむらを始め闇が深い魔女ばかりの中でメインヒロインの座を確固たるものにしました。
そして主人公も気楽に過ごした一章からこの世界の残酷さを思い知った二章を経て、
三章からは頼れすぎる存在に成長しますがこの成長過程が納得感あるものになっていて良い。
一章から三章の全てで全く異なる印象を抱かせて飽きない展開が続いていきます。
主人公が沙条愛歌以外の魔女に拾われたIFを描く外伝の白頭と〇〇な魔女シリーズでも、
正しく一新された世界線からそれぞれの魔女の良さが伝わってきて違った魅力が楽しめる。
そんな本格的なダクファン世界でヒロイン達が魅力的な作品なので是非一読してみて下さい。
コメント
スレ発ラノベ4の中では一番文章力が高くて面白かったんですが、それでも2巻であっさり打ち切り…
商業って難しいですね。
コメありです!自分もスレ4だと本作が一番売れるかなと思っていました。
商業の売れ筋ランキング見ていても全くピンとこないので売れ筋見つけてくる編集者の方の感性が知りたいここ最近です。
鬱展開がハードな分盛り上がるシーンの描き方が非常によかったですよね
定期的に発生する修羅場もハーレム展開は無理そうだなとわかるくらいに徹底してて逆にリアルで新鮮でした
今もどうなるか凄く気になるところで止まってるし、一応エタってるわけではなさそうなので更新が待たれます
コメントありがとうございます!
修羅場もただ修羅場を置いてみましたみたいなやわなものじゃなく、
魔女さん達の人生観すら見えてくる重い描写が本作独特で好きでした。
最終更新去年末ですがスレをタブ一覧に入れて普通に待てる信頼があります。
なんかいきなり商業作品下で紹介してるけど、本文には一切書かれてないけどスレが商業本化したってことでいいんだよね?ただ実はタイトル同じなだけですか言わないよね?
コメありです!はい、やる夫スレが商業本となったもので間違いありません。
この事実を知らないやる夫読者にも見て頂けるようになりサイトもデカくなったなと勝手にしみじみしてました。
角川のサイト障害中なので作品ページ出せませんが7月に紹介したやる夫スレは全てやる夫スレが商業作品となった作品たちです。