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荒稼ぎした莫大なマネーで帝国海軍を変革し太平洋戦争へ「金満艦隊」

金満艦隊(蒼 飛雲) - カクヨム
暗雲迫る太平洋、おぜぜの力で連合艦隊を強化

貧乏で空母や戦艦などといった正面装備偏重にならざるを得なかった帝国海軍。
電探、防弾、etc・・・・・・軽視してはいけない装備をとある提督が「お金」の力で親切サポート。
電探装備の空母、防弾完備の零戦。
暗雲迫る太平洋にひとり立ち向かった少し変わった提督の物語です。

全57話で14万字とWW2架空戦記としては短く、文章に癖もないので読みやすい、
架空戦記に親しみのない方にもおすすめな長編完結作品です。

主人公は海軍軍人としての米国駐在任務の派遣前に、
「駆逐艦を一隻献納すれば一年間は無任所で自由にさせてもらいたい」
と当時の海軍大臣に直談判し米国へ。

そのまま当時の米国の熱狂的な投機ブームに乗って、
軍人にあるまじき「金融技術」を駆使して当時の金額で数億円を荒稼ぎ。
そして有言実行とばかりに毎年駆逐艦を献納し無任所を続ける非常にユニークな人物が主人公。

無任所で特定の業務を持たずに自由な立ち位置を獲得する偉業を成した主人公は、
その資金を元手に「電探の開発」「練習航空隊の大幅拡充」「継戦能力の向上」等
海軍が欠けている視点で頭角を現し、その実績を引っ提げ対米戦の戦略を根本から変えていく。
本作では先ず真珠湾攻撃から実施しません。

本作はそんな「資金チート」に「要点を抑えた架空戦記」を組み合わせた描写が魅力で、
正面装備は立派だが後方装備が心もとない帝国海軍に前述の効率的な資金注入を行い
精神論溢れる海軍で独り異次元の視点で対米戦を戦い抜いていきます。

肝心な架空戦記としての描写も、
米国に勝つにはこれしかないと思わせてくれる現実感ある戦略(実際に史実で勝てるかは別問題)
を描いていくので第二次大戦に思いを馳せたい方是非読んでみてください。

前になろうで読んだと思っていたのですが、昨年削除されてカクヨムに移転されてました。
戦略だけでも資金だけでも勝てない米国にどう主人公が立ち向かったのか注目です。

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