やる夫ミュージアム ■■が通る 目次
原作:小梅が通る(中田永一)をやる夫スレ化した全8話の中編完結作品。
目立つことを恐れ学校で存在感を消していく日々を過ごしていたもこっち。
それも毎日1時間かけて学校にブスメイクをして行く徹底ぶりで過去に一体何があったのか。
そんなある日同級生のやらない夫にブスメイクを外した姿の二宮飛鳥を見られ、
妹と名乗って切り抜けるもその飛鳥の姿に惚れたやらない夫との交流が始まってしまう。
もこっちは二宮飛鳥の姿を見せたくないため押してくるやらない夫に条件を付けるも、
飛鳥に近づきたく奔走する彼の裏表のない姿に影響されて、
わざわざブスメイクをするようになったトラウマの過去を乗り越えていきます。
本作は不器用なもこっちと直情なやらない夫の一見カップルには見えそうにない恋愛模様で、
もこっちのあの独特の一人語りで徐々に惹かれていく様子が分かるのがとても面白い。
何といっても最終話でのもこっちの友達二人のあの描写が1シーンながら非常に感動的で、
読了後に原作も買っていた程良かった。
中学の時の友達とは違う良い友達を見つけられたもこっち本当におめでとう。
他にもやる夫スレ化されている「百瀬、こっちを向いて」等も収録されている短編集が
下記の書籍となっているので気に入った方は是非原作も一読してみてください。
人付き合いが下手な学生ならではの繊細な恋愛がどれもうまく表現されています。
コメント
読みました。
もこっちの元親友も、その言葉に深く傷ついてしまうもこっちも、どちらも年相応というかピュアな中高生という感じでしたね。大人になったらああは言えないし、言われても受け流せる。
でもそんなピュアな思春期だからこそ、親友二人の言葉に深く救われたって感じでぐっと来ましたね。
結末のもう少し先まで見たい気持ちはあるけれど、こればっかりは原作通りらしいから仕方ないのかな。
ナノルさんありがとうございます!
そして記載頂いている思春期らしい繊細さが青春を感じさせてたまらないですよね!
原作もここで終わってますが名残惜しいぐらいが丁度良いのかもしれません。