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やる夫スレ

読者の安価とダイスによって、暴力のみの蛮族国家を近代的な国民国家へと導け「すまない、転生先が蛮族で本当にすまない」

目次 すまない、転生先が蛮族で本当にすまない
...

全135話のオリジナル長編内政安価作品。
古代ローマ時代の蛮族に転生した主人公が、読者の安価の力とあんこダイスによって
全てを暴力で解決する蛮族の国を立派な国民国家として成り立たせる過程を描いた物語です。
力だけのただの蛮族が国を成すには一体何が必要なのか。
5世紀の古代ローマ時代の歴史と共に国の成立過程を追っていきます。

史実で「神の災い」と呼ばれる程恐れられるフン族に敗れた蛮族の族長ヤムチャは、
家臣である主人公セーヤと側近ギユーを人質として指名し主人公はフン族の地へ赴くことに。
その送られたフン族の地で馬術、弓術を始め同じ人質のローマ人からラテン語や算術に及ぶ
文武に渡る力を身に着けて故郷に逃げ帰る手段を確保し無事帰還に成功。

人質となっていた間にヤムチャは族長から一国を治めるヤムチャ王となっていたが、
この蛮族達は土地や作物を奪うばかりなので当然誰も都市の税収管理なんて出来ず、
現地ローマ人たちも蛮族と見下しとても統治どころではない状態で。
この暴力を奮うだけで何もない集団の中ただの人質の子であった主人公が、
最終的に「財務官 兼 農政官 兼 教育者 兼 軍団副官 兼 外交官」となるまで奮闘し
ただの蛮族から国民国家となる道を示していきます。

本作はそんな一国の内政安価スレとなっていますが、
この5世紀は古代ローマ帝国が滅亡の過程を辿る戦乱の時代なので内政だけとは当然ならず、
先ずはただの蛮族王国を治安維持と教育から始めて国の基盤を整えた上で実績を上げ、
軍制改革を行って戦争に勝利し蛮族の国を一つずつ変えていく。

そうしてただの蛮族ではないと現地ローマ人たちの信頼を得て国をまとめていきますが、
終盤では「なぜこの蛮族が統治するのか」という納得できる建国理念までもが
安価で決まり布告される唯の知識チートに留まらない本格的な内政作品になっています。

そして戦争描写についても普通に戦争のダイスを振って結果を描写するのみならず、
防衛戦を行う前には住民の避難・救済策等の戦後補償を策定の上での防衛戦を実施し、
フン族の脅威を作中全体で示して読者が準備しきった上で臨んだクライマックス戦争等
密度の濃い戦争描写が味わえるのが魅力です。

キャラクターについても数々のダイスにより理想の君主と化したヤムチャを始め、
個人的にアクタージュの夜凪景は好きで魅力的でした。(義勇さんは言わずもがな)
そして終盤何か見覚えあるなと思っていたら勢揃いしていたトラクエ8の5人には笑いました。

そんな密度の濃い戦争描写とフン族の人質生活に始まる因縁という分かりやすいストーリーと、
安価を元に内政と軍事の両輪で成り上がり正に偉人となった主人公を是非ご覧下さい。

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