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一子爵に銀河帝国の運命は変えられるのか「子爵令嬢一代記」

『銀河英雄伝説Die NeueThese 星乱』 ©田中芳樹松竹・Production I.G

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avis

諸注意
傾向:帝国、若返りトリップ
恋愛成分は欠乏気味
主人公が主役=原作主要キャラでも脇キャラ扱いあり得ます
序盤は壮大な前振り、原作キャラ登場はわずか
オリジナルキャラ乱舞
オリキャラも死亡の可能性あり
原作キャラが主人公にいつも優しいとは限りません
原作ネタバレあります。未読の方はご注意下さい

現在76話連載中の銀英伝長編現行連載作品。
現実から銀河帝国子爵家の一人娘に成り代わって戸惑いつつ令嬢生活を送る主人公が、
領地経営で頭角を現しブラウンシュヴァイクとラインハルトの対立関係に巻き込まれていく。

銀河帝国の貴族令嬢として一般的な社交界での活躍ではなく、
政治や経済・軍事等の実学を基に過酷な銀英伝の政治や軍事の世界で生き抜いていく過程が
「一代記」のタイトル通り魅力的に描かれている作品です。

本作はそんな現実から原作知識持ちで転生した貴族令嬢ものの作品となっていて、
原作では敗北者側である門閥貴族側に生まれたため貴族側でいくら順調に成り上がっても
最終的にはラインハルトに叩き潰されてしまう緊張感が銀英伝ならではの独特の面白さ。

事件に巻き込まれて助けた人はラインハルトに完全に敵対するブラウンシュヴァイクの娘で、
自分の領民の為に領地を発展するにはその人とは敵対出来ない。
しかしその裏でラインハルトと名を隠し交流していくという二律背反の苦しみが良く分かります。
領地経営においてもカール・ブラッケやシルヴァーベルヒを原作知識から登用することで、
実績を上げた貴族社会では順調に立ち回っていく中で内戦ではどのような立ち位置を取るのか。
この矛盾した方向を向かざるを得ない本作がどのような結末を迎えるのか本当に楽しみです。

そんな本作の面白さは今回も読み返していましたが、
10年前に印象に残った場面をまだ覚えていたという10年の間記憶に残る程面白いです。

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