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吹き抜けていく高垣楓の”恋風”「To my first star」

#アイドルマスターシンデレラガールズ #高垣楓 To my first star - れむまるの小説 - pixiv
ふわふわと、浮足立ったような人生。 自分の人生をそう思っていた。 何かに夢中になったことはない。 ただ人に言われるままに、モデルの仕事なんぞをやっている。 そうやってふわふわと風船のように生きてきた。 人生の転機と出会ったのは、風船のように...

14万字の長編完結作品。
「武内Pが最初にプロデュースしたのが高垣楓だったら?」というIFから、
あのシンデレラガールズ本編に至るまでどのような経緯があったのか前日談を紡いでいきます。

本作の代名詞は何といっても作中終盤の圧巻な高垣楓によるライブ描写で、
普段掴みどころのない彼女が歌い上げる「こいかぜ」を初めて耳にした時の衝撃が
そのままライブになっていて高垣楓のキャラクターに魅了されることは間違いない。
14万字を読み進める価値がある作品です。

特筆すべきはこのライブ描写を普段の武内Pの一人称視点単体での描写ではなく、
この描写だけ周りのキャラクター一人一人からみた群像劇として描いたことで、
これによって別格の盛り上がりを表現した作者の構成は本当に脱帽ものです。

このライブに至るまでの二人でゼロから始めていったアイドル活動とその破局劇、
そして武内Pが挫折し退職を思い詰めるに至る丁寧に描かれた紆余曲折で積もったものが、
ライブが終わるときには武内Pを始め読者までもが綺麗に救われています。

読了感も非常に良く、駄目な面も良い面も両方含めた武内Pと高垣楓の描写が、
解釈一致どころかよりキャラクターへの理解を深めさせてくれました。

そんな原作アイドルマスターらしい二人三脚で始まるアイドル活動を描いた
アニメをまた見たくなる素敵な前日談となっているので、
是非「こいかぜ」を聴く準備をしてから本作を一読してみてください。

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