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短編1話で心が焼かれる魔性の女「黛冬優子(25)」

#アイドルマスターシャイニーカラーズ #黛冬優子 黛冬優子(25) - なるせいぶきの小説 - pixiv
「仕事?」と問われたので、「仕事」と返した。勤め先でするパソコン作業は、仕事と表すほかない。表計算ソフトにあれやこれやと数字を打ち込んで資料を作って、印刷して、提出して。ここのところ現場にかかりきりになってしまっていたのもあってたんまり溜ま...

「あ、そうか」

 彼女は今気づきましたよとでも言いたげに大きく目を見開いて。

「車、乗れなくなっちゃったわね」

 その恐ろしい一言を言い放ったのだった。

アイマス2次の12,962文字の1話完結短編作品。
黛冬優子の魅力がこれ以上なく伝わる冬優子ファンのみならずシャニP必見の一作です。

プロデューサーである主人公と一緒に苦楽をともにしてきた黛冬優子(25)。
明日明後日とオフのはずで今日の仕事も全てやることが終わっているのに、
何故か冬優子は主人公の仕事が終わるまで事務所に残り続けていて。
そして車で送迎することになったその時から始まる彼女の演技に読者全員が魅了されます。

この作品は黛冬優子というキャラクターの魅力を全て出し切れている所が素晴らしく、
最初から最後までPと冬優子の2人しか出てこない作品なので、
Pの一人称視点から描かれるシーンの濃密さは格別できっと満足できます。
そんな作者が書きたい冬優子の魅力がぎゅっと1話に凝縮された本当に素晴らしい短編で、
彼女の面倒くささにうまく対応していたつもりのプロデューサーですが、
そのプロデューサーの完全に上を行った冬優子の演技がたまらない。
読み終わった方はこのタイトル通りにきっと心が焼かれていると思うので、
焼かれてしまった方はそのままの勢いで以下の冬優子の作品も是非どうぞご覧ください。

#アイドルマスターシャイニーカラーズ #黛冬優子 合コンで向かいの席にスッと現れた同棲相手の黛冬優子(2 - pixiv
「それじゃ、全員揃った事だし……」 「「「「「「かんぱ〜い!!!」」」」」」 ジョッキのぶつかる音が心地よく響いた。 花の金曜日、本日何度目かの乾杯コール。 付き合いでの飲み……と言うていでの合コンモドキ。 同棲している交際歴1.2年の恋人...
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「冬優子……別れよう」 プロデューサーと黛冬優子の秘密の関係も、半年になろうかという時だった。 大事な話がある、とプロデューサーから言われた時から少し嫌な予感がしていた冬優子は、彼女自身でも存外冷静な心境で彼の言葉を受け止めた。 プロデュー...

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