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やる夫スレ

歴史的難題に挑戦した数学者たちの数百年に及ぶ熱い物語「やる夫で学ぶフェルマーの最終定理」

やる夫が人生でいいじゃない

フェルマーの最終定理の完全証明に至った360年の歴史を綴る全10章の中編完結作品。
この難題に挑戦した数学者たちの壮大な物語がAAで分かりやすく描写されていき、
数学に馴染みのない方でも生涯を賭けた数学者の軌跡に熱中出来る作品です。

「私はこの定理について真に驚くべき証明を発見したが、ここに記すには余白が狭すぎる。」
数多くの少年たちの心を鷲掴みにしたこのフレーズはあれから一体どういう結末を辿ったか。

その360年の過程をお楽しみください。

17世紀のアマチュア数学者ピエール・ド・フェルマーは48の命題をメモに残し、
その証明を見つけたとは書いたものの肝心の証明の内容を何一つ書かないままに亡くなった。
アマチュア数学者にも関わらずニュートンすらも一目置いていた程のフェルマーだったので、
数多くの数学者が定理の証明に挑戦し100年以上の時をかけて47の命題については証明に成功。
しかし「3以上の自然数nについて、x^n+y^n=z^nを満たす自然数x,y,zは存在しない」
このたった1つ残された命題は当時最高の数学者の呼び声高いオイラーでも証明に至らず、
フェルマーの死後360年に渡りあらゆる数学者たちの挑戦を退けて苦難の時代が続く。
そこから1995年のアンドリュー・ワイルズによる完全証明に至った歴史を追うことによって
特に実用性は存在しないこの定理の証明が何故数学史に残る偉業となったのか。
本作でその数学者達が成した偉業の理由が分かります。

本作は数学的な証明に重きを置かずに数学者達の人間ドラマを中心とする作品となっていて、
特に数学に馴染みがなくとも数学者達が人生を賭けた理由が分かる作品となっています。

そしてフェルマーに翠星石を配役したりとやる夫スレならではの配役によって
数学者の人間性がより身近に感じる物語が展開されるのも良いところで、
投稿された2009年から15年が経ってもまだ色褪せていない。
特に印象的なのは最後の第九章ワイルズの遂に完全証明に至った話で、
今までの全てがつながる壮大な歴史ロマンになるとは思わず感慨深くなりました。

本作を読んで更に詳しく知りたい方は参考文献となった以下の書籍をチェックです。

Bitly
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