◇続編はハーメルンと同人書籍で投稿
やらない夫MMの紹介記事の投稿が本サイトの最終目標と言っても過言ではありませんが、
だむさんの最初の紹介作品は一年半ぶりの最新刊が発売されたまほいく2次のこちら。
ソシャゲを遊んでいたら魔法少女にさせられて更にはデスゲームに巻き込まれたやる夫が、
原作同様に個性豊かな15人の魔法少女と生き残りをかけて戦う17話完結作品です。
まほいく好きの方は特にお勧めできて原作未読の方でも原作設定を借りた
オリジナルストーリーなので全く問題ない大作となっています。
頭の悪い小中学生を刈ってソシャゲを楽しんでいたら、
資格が認められて使っていた自分のキャラクターの魔法少女にさせられたやる夫。
魔法少女として善行を重ねないと資格剥奪される再試験が待っているものの、
金銭も名誉も得られない魔法少女の完全なボランティア活動は二週間で飽きて、
可愛い美少女に変身出来たことを喜ぶだけの生活を送っていた。
そして1か月後に再試験の対象として選ばれて同じように集められた16人から
半分の8名以下に殺し合わされることをマスコットキャラクターから突如通知される。
しかし生き抜いてトップスコアを叩き出せば「百億円」が獲得できるこのゲームに、
主人公デスクイーン５７世(やる夫)は生き残りや100億円獲得目的でもなく、
存在するかどうかも定かではない黒幕の運営をぶっ倒すことを決意。
こうして百発百中の弾丸を放ったり相手を自由に操れる等戦闘向きの能力を持った
魔法少女達を相手に「歌で心を癒せる」だけのやる夫が獅子奮迅の働きをしていきます。
☆デスクイーン５７世
○歌で心を癒せるよ！
《精神的な損耗を歌で治療できるよ！》
《正気を失っていたり発狂していたりしても元に戻せるよ！》
《最初から人格形成が壊れている相手には効果がない（元に戻っても壊れてる）よ！》
《声ではなくちゃんと歌でないと効果はないよ！》
《最低３０秒は聴覚に歌が入らないと効果は無い（耳の聞こえない相手には使えない）よ！》
本作は登場する魔法少女達の能力が多種多様で原作と同じく解釈自在なのが特徴的で、
また可愛い魔法少女の背景が描写されつつ尽く死んでいく原作の魅力がそのまま味わえます。
やる夫は序盤は安価に慣れずあまり活躍はありませんでしたが、
終盤にかけてこの使えそうになかった能力を上手く生かしたのが良かった。
特にお気に入りなのは戦闘向きではない能力を戦闘用に仕上げきっていたフェスティ＝バルで、
車椅子からレーザー発射等と何でもありだった原作らしい戦闘がお勧めです。
そんな可愛い少女達による幅広い魔法のデスゲームという原作の雰囲気が再現された、
全17話で纏まっていて読みやすい作品となっているので是非一読してみて下さい。
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