PR
ハーメルン

ガンツミッションでも健在な暁美ほむらのスタイリッシュなガンアクション「GANTZ『焔』」

GANTZ『焔』 - ハーメルン
幾度にも渡る繰り返しの果てにワルプルギスの夜を越えた暁美ほむらは永い旅を終えて眠りについた。 だが迷路を抜けた先はまた別の迷路であり、次に彼女が目覚めた場所は黒…

幾度にも渡る繰り返しの果てにワルプルギスの夜を越えた暁美ほむらは永い旅を終えて眠りについた。
だが迷路を抜けた先はまた別の迷路であり、次に彼女が目覚めた場所は黒い玉の部屋で……。

『てめえ達の命は無くなりました。
新しい命をどう使おうと私の勝手です』

――新たな戦場で少女は戦い続ける。

全48話30万文字GANTZ×まどマギクロスオーバー長編完結作品。
GANTZ東京チームに暁美ほむらを投入し原作とは異なる道でねぎ星人編からカタストロフィへ。
ミステリアスで格好良い暁美ほむらがその圧巻の力量でミッションを潜り抜けていく爽快さと、
双方の世界観が見事に交わったクロスオーバーが描かれる大作です。

自分はどちらの原作も既読ですがどちらかの原作を知っていれば楽しめる筈。

ワルプルギスの夜撃破後に地球から全ての魔女と魔法少女を消すことに成功した暁美ほむらは
最後の魔女を自爆によって消滅させて彼女自身もソウルジェムが砕けて死亡していた筈が、
気が付いたら死亡時の魔法少女の姿そのままで謎の黒い球がある部屋にいた。

一緒についてきたキュゥべえによると自分達は死の間際にコピーされた複製体であり、
魔法自体は使えないもののどうやら身体能力は魔法少女時の強化されたままな様子で。

そして黒い球体GANTZによって正体不明のねぎ星人を倒すミッションが始まって、
原作同様に主人公玄野達10人と共に街中に転移すると舐めた人からねぎ星人に殺されていく。
その中で他人の目があるので身体能力が格段に上がるガンツスーツを着ていないにも関わらず、
ほむらは魔法少女としての超人的な身体能力でねぎ星人をスタイリッシュに撃破。

そんな格が違う存在感を見せつけたミッションの後は黒い球の部屋から解放されたものの、
自分の葬儀は既に行われた後で巴マミや鹿目まどかが待つ見滝原市に帰ることは出来ない。
こうして地球に潜む異星人から鹿目まどかの日常を守る為に孤独な戦いが続いていきますが、
そこに立ちはだかるのは主人公達のチームが原作では壊滅した
接近戦では触れた相手を消滅させて遠距離戦では即死レーザーを放ってくる攻撃力と
自身は瞬時に再生する回復能力までもを併せ持つ序盤最大の関門千手観音。

ここから本格的に始まる宇宙人vs暁美ほむらの激戦が続くミッションは白熱していき、
地球侵略が始まるカタストロフィでは日常を送るまどマギキャラ達はどうなってしまうのか。
誰が命を落とし誰が生き残るかからして全く原作から異なる展開をお楽しみください。

本作は先ず暁美ほむらの魅力がGANTZ世界でも十分に堪能できる作品となっていて、
魔法少女として1人時間遡行を繰り返し魔女と戦い続けた彼女の莫大な戦闘経験によって
他のキャラクターとは次元が違う実力を発揮していきますがその設定に全く違和感がない。
重火器を使いこなしたアニメの戦闘描写を思い浮かばせる迫力のある戦闘が楽しめます。

そして暁美ほむらがただ単にGANTZに介入するだけのクロスオーバーでは済まず、
後半にかけてまどマギの宇宙人といえばのキュゥべえが存在感を増していって
双方の世界設定が大切にされたクロスオーバーの魅力が良く分かる作品となっています。

本当に丁寧に作られている作品なので特に暁美ほむら好きな方は是非一読してみて下さい。

記事紹介ツイート

スポンサーリンク
シェアする
夜市よいをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました