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※作者が20年以上前から続けられている本作転載元の個人サイト。
西暦1853年の春先、浦賀には当時世界最先端の異国の艦隊が突如来航した。しかし彼らは、一見日本人に似ているようで、そうではなかった。どこかで見たことのある姿ながら、世界のどの民族、国家でもなかった。
彼らは地球人の姿を模倣した異星人だったのだ。
画して始まる、異星人による日本魔改造。真実を知らないまま異星人たちの都合で技術などを受け取り、急速に発展していく日本。いつしか日本は世界の最先端になり、そしてそのまま独走を始めるようになる。
彼らの行き着く先はどこなのだろうか? それを知るのは、裏で日本人たちを誘導する異星人だけだった。(なお、私どもが主宰するホームページに掲載している作品の転載になります。)
全22話15万字のオリジナル架空戦記完結作品。
幕末に登場した異星人の協力の元20世紀後半にはSF超技術を身に着けた日本による、
ただの日本最強ものではないいっそ爽快な日本無双が繰り広げられる作品です。
太陽系の宇宙災害により母船が修復不可能なまでの損害を受けてしまった異星人は
母星に帰るためには船を修理しなければならなかったがその為の生産能力を持っていなかった。
長距離通信を飛ばした母星からの救援は早くても300年はかかり、
500名足らずの自分たちだけで修理を行うには途方もない時間がかかる。
そこで考えたのが地球の原住民世界に溶け込んで彼らの文明進歩をサポートし、
原住民の生産力によって数百光年彼方の母星へ航行可能な宇宙船を作り上げること。
未開の蛮族達を力で支配する等は高度な文明社会を持った異星人の矜持には耐えられず、
どうやら原住民たちとは生物形態がほぼ同じで自分達の文明の末裔の一派の様子。
なので友好的に地球文明の原住民に接することになった異星人が選んだのが、
最も平和で文明的で孤立している地域であった幕末の日本で。
先ず孝明天皇や将軍徳川家慶を始めとした為政者・宗教者の元に、
日本を導く子孫が現れるという夢のお告げをしてから1853年の浦賀に艦隊を来航させる。
そして当時の世界の先端技術を記した膨大な書籍から知識の吸収を行わさせて、
日本の産業革命は爆発的な勢いで達成され西洋に十分立ち向かえる技術を得ることに成功。
そんな幕末が終わってからもさらに日本の発展は続き、
20世紀に入ると世界をリードする世界最先端の国として日本が君臨する。
そうして史実と同様に戦乱の20世紀で史実とは全く異なる日米の総力戦が幕を開けていきます。
本作は二部構成の第二部がまるで歴史書のように物事が語られていくのが特徴的で、
これに面食らった方も盛り上がる「04「戦乱期1」」での対米戦までは是非読んでみて下さい。
ここまでは個人的には日本の成長過程を追う下準備に過ぎず、
この対米戦以降からがいっそ清々しくなる圧巻な日本が描かれる本作の魅力が始まります。
驚天動地の宇宙開発計画と最早SFの域に達した発展が描かれてから本領発揮していく、
幕末からここまでやるかと思わず唸るような展開を是非一読ください。
また本作のこの作者独特の架空世界の歴史を語る形式が特に気にならなかった方は、
なろうでも数多投稿されている他の平行世界もお勧めです。鎖国しなかった日本を始め、
ドイツとの連携をさらに強化した日本等の架空史が様々な方面から描かれています。
残念ながら少し気になってしまった方でも昨年紹介記事を投稿した、
現代人が関東大震災時の悪役令嬢に転生して内政・経済チートを繰り広げていく
以下作品はなろうで大人気でとても面白いのでお勧めです。
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