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やる夫スレ

ポストアポカリプス下で紡がれるまるで絵本のような綺麗なお伽噺「りゅうのほろんだひ」

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (,,`д`)<とっても!地獄編 りゅうのほろんだひ(最終回保管済)

――かつて、竜という生き物がいた。
今はもういない――

全5話完結のオリジナルファンタジー中編作品。
正に滅びようとしている世界で最後の竜となったできる夫が様々な恋に触れていって
竜が滅ぶに至った様子を描き出した儚くも美しい情緒たっぷりの作品です。

世界の管理者に君臨していた竜が人間に狩られる側に堕ちて数千年が経った。
その間に人類は壮大な内ゲバを行い環境破壊兵器を地球上に隈無く散布し
環境の変化や人間との衝突で竜の数は減る一方。
竜族に最後に残った未婚の竜できる夫はこのまま座して終わりを迎えるのか。
本作で紡がれる一匹の竜にまつわる五つの物語によって、
迫りくる終末に向けた彼の選択が過ぎ去った恋の後悔と共に語られていきます。

本作は終末を迎える世界での爽やかで綺麗な雰囲気がたまらない作品で、
各話毎に別々の時系列による作りこまれた世界観の描写が味わえて
本編全体を通すと現在・過去そして未来が交錯し最終話を迎える、
正に完成度が高いという形容詞に相応しい作品構成が先ず素晴らしい。
まさかこのような形で竜が滅びるとはという読者が予想し得ないタイトル回収を含めて
最初から最後まで只管に満足感が高い作品となっています。

本作で一番圧巻だったのはそれまでの展開が一つに繋がる最終話ですが、
その最終話以外では第四話「死人の少女」での以下の台詞が印象的です。

僕らはできる夫とやる夫なんだから。
なんだって、できるし、やればいいんだ。

できる夫とやる夫の白饅頭のAA描写とその名前をこう生かすのかと、
それまで臆病に生きていたできる夫が遂に決心したその変化にしみじみとさせてくれました。
そんな読みやすい中編の中に感じ入る描写が多数ある作品なので是非一読してみて下さい。

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