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ハーメルン

人理修復を成し遂げた英雄の帰省を迎え入れた感極まる家庭描写「色彩の花嫁」

色彩の花嫁 - ハーメルン
信じて海外に送り出した息子が外国人の巨乳美少女にドはまりして幸せツーショット写真送ってきた件について

信じて海外に送り出した息子が外国人の巨乳美少女にドはまりして幸せツーショット写真送ってきた件について

全7話4万文字のFGO中編完結作品。
FGO第1部の過酷な戦いを乗り越えたぐだ男がマシュと連れ添って実家に帰省することに。
遂に息子が帰ってきた母親の視点から2人のこれからを祝福したくなる心温まる良作です。

FGO第1部を終えた藤丸立香から母親に送信された「帰省します」という1通のメール。
その素っ気無い件名から外国人の少女マシュ・キリエライトを紹介したいと伝えられて、
つい浮き足立ってしまった藤丸立香の母親が主人公。
高校卒業と同時に海外の国際機関へ送り出した1人息子が少女を連れて戻ってきた。
その息子は果たしてどう成長しているのか。連れてきた少女は一体どんな少女なのか。
そんなドキドキ再開劇な前半から家庭の良さが読者にも伝わる和やかな日常が中盤で始まり、
最後には本当に綺麗な読了感が味わえる母親の愛で物語が締められます。

本作はこの藤丸立香の3泊4日の帰省を描いた中で、
息子からは世界を救ってきたと告げられ、マシュからは自身の重い過去の告白があって。
それを聞いても何ら疑わず2人の背中を押して応援するオリキャラの母親が素晴らしい。
読み返すと歳をとったことで家族の愛が初読よりも更にしんみりとさせてくれました。

そして特に「そうだ、あの母親は当たり前のことをしていただけだったのだ。」から始まった、
エピローグ最後の数行が本当に痺れます。
プロローグで母親が見た不思議な夢とはそういうことだったのかと、
思わずまた冒頭を読み返したくなる程のとても綺麗に繋がった構成が見事でした。
そんな中編で読みやすく纏まっている作品なので是非一読頂き、
本作を気に入られた方は続編青空の花嫁も読んでみて下さい。

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