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なろう小説

売れないエロ漫画家が熱狂的ファンと織りなす名作復活の道「エロ漫画家でも、かわいい娘の笑顔が見たい!」

illustration / (C)la-comic_ill
エロ漫画家でも、かわいい娘の笑顔が見たい!
R15 日常 青春 ヒューマンドラマ 男主人公 和風 現代 職業もの 漫画 投資家 おっさん 娘 コメディー

瀬戸京介の描いた漫画は全く売れない。仕方なく、エロ漫画を描くけど、それすら売れないミソッカス。そんな京介の唯一誇れることが娘の花梨。花梨はかわいい。花梨は明るい。勉強も出来るし家事もやってくれる。料理だって美味いんだ。もはや、日本一かわいい娘なんじゃないかと冗談半分で、言い換えれば半分本気で思ってる。
そんな花梨を幸せにしてやりたいと思うのだけど、現実は厳しい。京介の漫画は売れない。生活は苦しい。花梨には我慢ばっかりさせている。
最近は、もう、僕は駄目なのかな……と思い悩む38歳。そんな京介にある日、編集者さんから電話があった。なんでも、僕なんかに漫画を描いて欲しい人がいるらしい。
どんなもの好きだよと思えど仕事の話。京介は会う事を決めた。そのもの好きさんの名前は常盤一。彼と出会うことで京介の運命は大きく変わっていく。
これは、日本を代表する稀代の漫画家、瀬戸京介。その始まりの物語。

全30話のオリジナル完結作品。
作者は紹介記事を投稿した三傑のサッカーは世界を揺らす!を書かれたカロリーゼロ氏。
売れないエロ漫画家な主人公がある運命の出会いによって、
日本中誰もが魅了される漫画を作りあげる過程を苦難あり見せ場ありで描いていきます。

主人公はエロ漫画業でも生計が立たず、アルバイトでなんとか食いつないでいる瀬戸京介38歳。
描いた漫画は「絵は上手いけど話作りが駄目で設定に無理がありすぎる」と酷評の中、
担当編集から自分に漫画を書いて欲しいという依頼があったことを知る。

藁にもすがる思いで会いに行くと、とある小説をコミカライズしてほしいとの依頼だったが、
その依頼人はその小説家でも関係者ですらないその作家のただの大ファンと語る一般人。
隠れた名作と信じるも売上が芳しくなく3巻で打ち切られてしまった小説の漫画を描き、
人気が出ればその小説の続きを書いてもらえるかもしれないと熱く語られ、
素人の無謀さに呆れる主人公だがそのファンはただのファンではなく株で成功した資産家で。
バイトで食いつなぐよりも圧倒的に高い報酬に釣られて受諾するも、
渡されたその小説とネームを読むと確かに原作は素晴らしく面白い名作だった。

そうして依頼を受けて漫画を描き始める主人公ですが、
自分の漫画がそもそも売れてないのにどうやってこの漫画を人気作品にさせるのか。
そしてそもそも勝手に自作の漫画を作られて小説家は納得するのか。
素人の一般人としがないエロ漫画家の挑戦が始まります。

本作はこの素人の一般人である常盤さんのキャラクターが本当に濃い。
この人こそがファンの中のファンであると読者みんなが納得できる人物像が描かれていて、
打ち切られた一作品の復活のためにここまで全てを捧げて行動に移せるのかと
常盤さんのファンとしての情熱がこちらにも十分伝わってくる描写は見事でした。

そしてタイトルの高校生の娘、花梨ちゃんが可愛らしく描かれているのも良い所。
主人公から「可愛くて、明るくて、優しくて、成績も良い」と語られる花梨ちゃんが
この娘のために主人公が頑張るのも十分すぎる程に理解出来る可愛さが随所に出てきます。
他作品でもそうですがカロリーゼロさんが描く女性は可愛らしさ満点ですね。

そんな3人でどうやって主人公が日本を代表する稀代の漫画家と成り上がっていくのか。
その道のりを是非ご覧ください。

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