転生して貴族になったから、ヒャッハーしようと思ったら、未来は暗かった。
亡命しようと思ったが、家族はテコでも祖国から離れない。
仕方がないので何とか未来を明るいものにしつつ、色々と楽しもう――そんなお話。
全47話53万文字長編完結作品。
20世紀初頭のドイツに転生した主人公が経営者兼軍人という二足の草鞋を完璧に履きこなし、
祖国を世界大戦による破滅の運命から救う格好良いドイツ軍が見れる架空戦記です。
現実からドイツの名門軍人家庭に転生し1901年から幼年士官学校に通う主人公ヴェルナーは、
2度に渡る世界大戦によって自国に待ち受ける破滅への運命に直面していた。
自分一人だけなら亡命することは出来るが軍人家庭の家族はとてもドイツから離れられず、
どうすればこの2つの世界大戦を乗り越えることが出来るのか。
自分は所詮幼年士官学校の生徒に過ぎず、信用のおける家族も国を動かす程の力はない。
軍人ではその運命を変えられないと考えたヴェルナーは先ず起業し、
知識チートにより巨大企業を創り上げて国家の経済基盤自体の刷新を計画する。
先ずはアメリカに渡米し未だ無名だったヘンリー・フォードとライト兄弟を引き抜くと、
マンシュタインとグデーリアンの前で史実より半年早い飛行機の発明に成功。
圧倒的な知名度を獲得したことで生産する自動車と飛行機への注文は殺到し、
得た資金を効率的な生産ラインの拡充に充ててドイツ各地にコンビナートが立ち並ぶことに。
そしてその間ヴェルナーは陸軍大学を卒業後に新設された空軍参謀本部に配属されると、
史実で圧倒的優位のソ連軍に対抗する為に編み出されたエアランド・バトルを論文にまとめ、
ドイツ軍内でその思想が認められシュリーフェンプランすらも大幅な変更が加えられる。
そうして群を抜いた圧倒的な国力を持ち冷戦期の戦闘教義で動くドイツ軍が誕生し、
中盤以降はそのドイツ軍による圧巻の大戦争が繰り広げられていきます。
本作はそんな正しく無敵のようなドイツ軍が欧州を席巻する爽快感の強い作品で、
迫りくる戦争への準備をしていた序盤から中盤一転し濃密な戦争描写で楽しませてくれます。
陸海空それぞれの舞台で様々な新兵器が登場し最後まで飽きさせません。
そして途中挟まれる次元が違う強さのドイツ軍を見た日本軍の反応も面白く、
とても大和魂では覆せない世界との格差に愕然とする描写は他作品には中々なくお勧めです。
そんな格好良いドイツを気楽に楽しめる作品なので、
この最強無敵感が気にならない方は是非一読してみて下さい。
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— 夜市よい (@yoichi_041) September 14, 2023
20世紀初頭のドイツに転生した主人公が
経営者兼軍人という二足の草鞋を完璧に履きこなし、
祖国に待つ世界大戦による破滅の運命を官民双方から救う
格好良いドイツ軍が見れる架空戦記です。
「貴族になったが、未来がヤバかった」https://t.co/qqR2cztxVk#narouN3687BI
コメント
技術チート物は好きだけど色狂いは求めてるのと違うから4話で読むのやめちゃったわ、2.3人ならいいけど屋敷中のメイドに手を出す予定しかも各国から集めてはさすがに許容できぬ…
コメありです!
同作者タグをつけているスターリンの方は女性なんて言っている場合じゃない鋼鉄の男そのままの未来知識チート作品なのでまだ未読でしたら是非