はじめに。
拙作は表題の通り十年一昔なんて言葉が当て嵌まらんとしている実況パワフルプロ野球９を題材としており、そのヒロイン候補であった四条澄香がオリ主との思い出を淡々と物語ります。（2012.7.18 に発売十周年を迎えています）
なお、実在の地名及びプロ関連の人物名はモデルとしての登場であり、一部に原作と異なる点が有りますが、正にチラ裏（2012.1.4 その他板移設）と言うべき脳内設定ですので誤表記ではございません。また、演出の１つとして顔文字の使用が間々有ります。お目汚し失礼致しました。
パワプロ既プレイ者向けの原作全30話(＋α)の完結作品。
理想郷の野球作品は「やきうをしよう。あの打席に戻るまで」(エター)が挙げられますが、
描写が軽い分気楽に読める本作を野球紹介シリーズ入口として最初に紹介します。
こってり重厚な野球をお楽しみの方は少々お待ちください。
黄金世代を擁するあかつき大附属高校のマネージャー四条澄香の視点から、
一人の転生者、姓は十(ヨコタテ)。名も十(ツナシ)というTAS(＋)さんの活躍を追う本作。
左投げの内野手という致命的な欠点を持ち肉体も優れているようには見えない主人公に、
自分の育成理論の実験台として近づいた四条澄香が惹かれていく過程が描かれます。
本作は完結後に連載された後日談(エター)サクセスオールスターズ編が一番印象的。
パワプロのプロ野球を描く2次創作も数少ないですが、
プロ野球のGMにまで躍進を遂げた原作キャラ四条澄香視点の物語は本作しかないでしょう。
また様々なパワプロネタが登場するのも本作の特徴。
後書きに以下のような解説が1話につき数個記載されているので、
この作品をより深くのめりこむのにこの解説はかかせません。是非読むのを辞める前に一読を。
#2【高校球児を釣るぐらい自分にも容易い】
あかつき以外のプレイ時では、四条澄香がスイングにダメ出しをする形で登場する。その後ランダムで再登場し、上達が認められばとデートに誘える様になる。行き掛かり上とは言え、パワプロ君が自らデートに誘う条件を満そうとするのは５人の彼女候補中ただ１人。
そしてヒロインとなる四条澄香も可愛く表現されていて、
パワプロ(パワポケに非ず)のあのデートの若い感じがそのままのベクトルで展開されています。
本家のようなちょろい感じが否めないですが、甘酸っぱさは健在です。
そんなパワプロ2次創作らしい恋愛と高校野球が描かれる、
パワプロが好きな方にお勧めな作品となっているので是非一読してみて下さい。
記事紹介ツイート（作品が面白かったらいいねをお願いします！）
紹介記事を投稿しました。
— 夜市よい (@yoichi_041) March 9, 2023
黄金世代擁するあかつき大附属のマネージャーの
視点から一人の転生者の活躍を追う本作。
パワプロらしい恋愛と高校野球が描かれるので、
パワプロ好きな方にお勧めです。
パワプロ愛が溢れる恋愛青春野球小説
「パワプロ９ＳＳ ～暁の軌跡～」
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