本サイトでも紹介した李岳伝の同人書籍を読み終わり感想も送ったのですが
サイトにも個人的に残しておきたかったので同人書籍の紹介を兼ねて感想を記事化しました。
第2巻も発売決定しました。
販売先
作品詳細
『真・恋姫†無双~李岳伝~』の再録同人誌。
https://syosetu.org/novel/771/
同人誌化に伴い全編再編集、加筆修正を行った決定版。
第一巻は匈奴動乱編までを描いたまさに戦乱の黎明編!
さらに李岳の両親の出会いを描いた本紙限定の短編を掲載です。カバーは超美麗フルカラーイラスト。
挿絵も豊富に含み、舞台となる三国志当時の地図も付録掲載しています。
またカバー裏の本体表紙は歴史書風の羊皮紙デザインとなっており雰囲気は抜群。お楽しみください!解説にはアニメ化が決定した
「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」
の作者、富士伸太先生をお迎えしております。
本誌収録内容は23話の洛陽出立前まで。
加筆も新エピソードを含み読んでいて分かる程度有って盛り上がる箇所に挿絵も付いています。
個人的には母・丁原の挿絵がとても格好良かった。
400P超有って厚いよ!
感想フォーム宛てに送った感想
本の装丁を手に取った際、先ずそのソフトカバーの素材の良さ、
そして帯を含めた表紙デザインから正しくこの同人誌に全力を賭けているのだと、
その一端を窺い知ることが出来ました。
MOブ様のイラストでは挿絵が欲しくなったシーンで求めていた内容の挿絵が展開され、
BWセイサクショ様のデザインは初見の刊行前に拝見した際は恋姫らしくなく硬派というのが
第一印象でしたがいざ書籍が届くと本作にはこの表紙が一番と納得です。
富士伸太氏の解説も10年前のやる夫スレの掲示板でのやり取りの文面が第一印象でしたので、
意外な繋がりに驚くとともに真面目な解説文にはそれだけでも一読の価値ありでした。
誤字についても全く発見出来ず物語に没入することが出来ました。
黎明の巻の収録範囲では父、李弁の「気高きに順え」の別れの一幕。
そして母、丁原との再会での親子の声に出さずとも伝わる心理描写が特に好きな自分にとって
巻末の幕間での出会いを描いた追加エピソードはとても感じ入るものがありました。
何回も李岳伝は読み返させて頂いたので、
呂布の過去の自分の虎を打ち負かす箇所や李弁との真名の一幕等の加筆シーンについても
驚きつつも直ぐにその描写を入れた意味も伝わり
正に完成版といっても過言ではない本作をありがとうございます。
電子書籍での購入が前提となりつつある昨今で、
今も尚所有している紙の書籍は10年20年選手の数少なく大切に保管している現状があり、
本作についても10年20年後にこの目立つ装丁を手に取り読み返すのが今から楽しみです。
全力を尽くされたのが伝わる本作を見ると安易に続巻とはとても言えませんが
次巻刊行時も必ず予約購入させて頂きます。
コメント