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やる夫スレ

ハードボイルドな刑事ドラマで心が燃える「アカギ達は強行の鬼となるようです」

やるやら書庫 【完結】アカギ達は強行の鬼となるようです

F県警本部―― 
そこには、犯罪者のみならず、県下・近隣県からも
“鬼の巣窟”と恐れられている部署がある…… 

凶悪事件を主に取り扱う、刑事部の花形。 
F県警の三班からなる捜査一課 強行犯捜査係。 
 通称――“強行”

その栄えある一班の班長こそが―――
検挙率10割を誇る“笑わない男” 赤木しげるである。

原作横山秀夫「F県警強行犯シリーズ」をやる夫スレ化した全16話完結作品。
凶悪事件に挑む刑事たちの逮捕への並々ならぬ執念が見事に表現しきれている、
配役・原作・描写力全てが素晴らしい完成度を誇る作品です。

凶悪事件を主に取り扱う強行犯捜査係として
「赤木しげる」「夜神月」「水銀燈」の班長達に率いられて捜査する刑事達が
それぞれの班毎に捜査が全く異なる捜査で執念を駆使し事件を解決へと導いていく。
先ず最初の事件は赤木が自白させた筈のL=ローライトが一転して裁判で全面否認し、
全面否認に至ったLの勝算を探りつつ逃れられない物証を探り裁判で立証していきます。

本作は巧妙でとても見通せない犯罪のトリックを暴く本格ミステリーの要素と
3班に分かれた競争意識のあまり対立に励む刑事達の心理描写も非常に良く描かれている。
しかし何といっても刑事達が1人の人間として捜査手法について葛藤しつつも
犯人逮捕への凄まじい執念を持って捜査していくその生き様が格好いい。

また探偵作品とは違い警察という組織に所属しているので、
バチバチにやり合う組織内競争と下から突き上げられる中間管理職の麻呂課長の苦しみもあり、
刑事達も一組織人なんだなと感じる組織内での人間関係も楽しめます。
そんな刑事達の魅力が伝わる一作となっているので是非一読してみて下さい。

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