やるやら書庫 【完結】アカギ達は強行の鬼となるようです
F県警本部――
そこには、犯罪者のみならず、県下・近隣県からも
“鬼の巣窟”と恐れられている部署がある……凶悪事件を主に取り扱う、刑事部の花形。
F県警の三班からなる捜査一課 強行犯捜査係。
通称――“強行”その栄えある一班の班長こそが―――
検挙率10割を誇る“笑わない男” 赤木しげるである。
原作横山秀夫「F県警強行犯シリーズ」をやる夫スレ化。
1章は前後編の短編から成り、全部で8章(16話)にて完結。
凶悪事件に挑む刑事たちの逮捕への並々ならぬ執念が見事に表現しきれている、
配役・原作・描写力全てが素晴らしい完成度を誇る作品です。
主人公は事件を3班に分かれ捜査する「赤木しげる」「夜神月」「水銀燈」に率いられる刑事達。
この刑事達が1章毎に巻き起こっていく様々な凶悪事件に対して
頭脳と身体と執念を駆使して解決へと導いていきます。
本作は巧妙でとても見通せない犯罪のトリックを暴く本格ミステリーの要素と
3班に分かれた競争意識のあまり対立に励む刑事達の心理描写も非常に良く描かれている。
しかし何といっても刑事達が1人の人間として捜査手法について葛藤しつつも
犯人逮捕への凄まじい執念を持って捜査していくその生き様が格好いい。
また探偵モノとは違って警察という組織に所属しているので、
バチバチにやり合う組織内競争と下から突き上げられる中間管理職の麻呂課長の苦しみもあり、
一社会人としては組織内での人間関係が非常に面白い。
そんな本作を本日紹介したのは、1週間後の1/23(月)夜8時から、
テレビ東京系列で本作第4章の「ペルソナの微笑」のドラマ放送があるためです。
気に入った方は是非ドラマもご覧下さい。
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