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高槻やよいの絶対の才能と水瀬伊織のプライド「キャッツエンドドッグス」

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「願わくば──」

「俺と、君の──」
「私と、あなたの──」

「「掴もうとしている夢が、同じであるように──」」

2012年に全62話でエターとなってしまいましたが、
原作を知らなくても読めるアイドルマスターの2次創作作品です。

無名の新人如月千早と一緒に二人三脚でトップアイドルまで登り詰めた後に、
余りにも大きくなりすぎてしまった事務所から離れて一からやり直すプロデューサーが主人公。
事務所の名前も『ギガスプロダクション』と原作とは全く違った舞台になっているので、
765プロを余りご存じない方でも大丈夫です。

本作はそんな経緯から一からアイドルをプロデュースすることにした主人公が見出した、
高槻やよいと水瀬伊織と星井美希の3人のキャラクターが軸になって話が進んでいきます。

本作はアイドル活動を本格的に描写している数少ないタイプの作品で、
ライブの描写一つとっても高槻やよいの「人に愛される才能」と水瀬伊織のカリスマ性等、
描写される各キャラクターたちの個性に惹きこまれるのでライブの良さを再認識させてくれる。
作者が伝えたい原作キャラクターの魅力がしっかり伝わってきます。

主人公もこの個性溢れるアイドルたちに決して負けておらず、
如月千早をトップアイドルまで導いただけの策士っぷりを本作至る所で見せつけられる。
そんな主人公とアイドルたちで停滞した業界に下剋上をかましていく様が本作の面白い所。
それだけに良い所でエターになってしまっているのが残念…

このサイトでは同一作者の別作品紹介はもっと後にする予定でしたが、
塩ワニさんの作品紹介は「華琳さま Level1」に続く2回目になります。
これは塩ワニさんの個人サイトのアーカイブサイトが12月末でサービス終了してしまうためで、
「シューティングスター等聞き覚えのある方は是非消えてしまう前に色々してみてください。
同一作者の作品を紹介するときには作者タグを新設して紹介することにしていきます。

フルフラット

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