これまでに紹介したやる夫スレ作品からSF系2次創作3作品をまとめて再紹介。
全作品原作をやる夫スレ化されているものなので原作未読でも問題なく楽しめます。
虎よ! 虎よ!
アルフレッド・ベスターによる同名SF小説を原作とした全14話長編完結作品。
絶体絶命の窮地の中で信じていた味方に裏切られてしまった主人公ガリー・フォイルによる
正に虎のような復讐譚から地球全土を舞台とした壮大な怒涛の展開が始まります。
最初の宇宙船サバイバルから緊迫する情景がAAから十二分に伝わってくる中で、
身分を隠し復讐を遂げる為に活動する中盤から最後まで想像以上の展開に襲われ続ける
読み返しても全く飽きない名作でした。
やる夫とやらない夫たちが、ラグナロクに挑むようです
冷たい方程式で有名なトム・ゴドウィンの宇宙の漂流者をやる夫スレ化した全25話完結作品。
戦争中の異星人に植民船が拿捕され居住不可能な惑星ラグナロクに追放された地球人たちによる
6世代200年にかけた壮大なスケールで異星人への復讐が描写されます。
本作は自分は例え為し得なくても後の世代へ受け継いでいく世代の繋がりが特徴的で、
過酷な生存闘争を生きのびた第1世代から遂に惑星に順応し発展していった第4世代。
そして星間文明の異星人にどうやって復讐を遂げるのかを考え計画を実行に移した第6世代と、
時代の移り変わりと共に切り替わっていく個性的なキャラクター達が魅力的です。
やる夫とやらない夫のユービック
フィリップ・K・ディックのSF小説「ユービック」をやる夫スレ化した全14話長編完結作品。
謎めいたSF世界を舞台に本当は誰が敵なのか2転3転するミステリーによって人気な原作を、
やる夫スレで表現することによってSFに馴染みのない方にもより分かりやすくなった良作です。
序盤から超能力が存在する世界が本格的に描かれてこの世界に没入してからの、
中盤以降の何を信じていいのかすら分からなくなるミステリがやはり凄まじく印象的でした。
記事紹介ツイート
これまでに紹介したやる夫スレ作品から、
— 夜市よい (@yoichi_041) March 28, 2025
おすすめSF2次作品の再紹介記事を投稿しました。
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