2015年、世界中で日本にだけ特異な現象が観測されていた。
それはコンピュータでとあるソフトウェアを動かすと悪魔を召喚することが出来るのだ。
人々はそのソフトウェアを悪魔召喚プログラムと呼んだ。
悪魔は人の手でも倒せないことは無い。
警視庁は1987年台から発生し始めた悪魔事件を対処するための機関として
SATを割り当てていたが、悪魔の特異な性質により事態の収集は困難だった。
悪魔は現世に現れる際に周囲からMAGを吸収する。
そして悪魔耐性が無い人はMAGを吸収されて失神してしまうのだ。
1988年、悪魔へ耐性を持つ人間が集められた特殊部隊が設立された。
その名はlegendary Anti Weapons.
彼らは通称[L.A.W]と呼ばれている。
メガテン原作の本編10話完結長編作品。
悪魔に対抗すべく設立された特殊部隊の隊長を務めるできない夫が、
サマナーや異能力者達が巻き起していく悪魔事件を冷静に対処していく。
映画で見れるような特殊部隊の活躍が格好良く描かれる作品です。
簡単に悪魔を召喚出来る悪魔召喚プログラムが一般に知れ渡る前の時代、
勃発し始めた悪魔事件に極秘に対処する特殊部隊L.A.Wが設立されていた。
その特殊部隊に配属されたのが自衛隊上がりの鈴仙・優曇華院・イナバで
彼女の初配属日から発生した数々の悪魔事件を描く本作の物語が始まりますが、
配属された特殊部隊のチームには濃いチームメンバーが集っていて。
隊長できない夫はクレイジーブーツと呼ばれる程のブーツ狂いに、
このうどんげは銃をぶっ放したがるファッキンハッピークレイジートリガー。
そしてその他チームメンバーのマルシル,KAITO,やる実,黒姉(伺か)達についても
東京全体でのテロが行われ一大悪魔フェスティバル開催となった終盤で
やはりクレイジーだったその裏が明らかになっていきます。
本作は他作品で良く見られるサマナーや異能力者達の事件を巻き起こす側ではなく、
彼らによって起きた事件を鎮圧する側の特殊部隊を描いているのが特徴的で、
相互の連携を密にとり突入前にはフラッシュバンを投げ入れてドアのトラップも警戒する、
プロフェッショナルらしい特殊部隊の事件解決過程が本格的に描写されています。
そして人よりも危険なメガテン世界の悪魔による反撃を許さない為に、
事件発生後捜査を行い悪魔の正体と弱点を見つけてから先制での一瞬で終わらせる。
その対処過程では正義の味方気取りの悪魔召喚器を持っている一般市民達が登場したりと
メガテン世界らしい要素も沢山楽しめます。
そんな本格的なメガテン世界の特殊部隊が描かれる作品となっているので、
本作を気に入られた方は是非続編できない夫は法と秩序に従うようですも読んでみて下さい。
コメント
二度目のピザジョークとか笑ったけどできない夫が未来で元の部署に帰った時なんともいえぬ気持になったな、登場人物基本我が強いクレバーなのがいいけど悪党はお前そんな理由でやらかしたんかってやつが多いなダディやねらう代ややる実。
コメントとお読みいただきありがとうございます!
二度目のピザが飛んできた時は色々覚悟しましたね。