天使のような貴族令嬢が拳一つで世界を揺らす「狂乱令嬢ニア・リストン」

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　この時代において、最も新しき英雄の名は、これから記されることになります。

　素手で魔獣を屠る、|血雨を歩く者《レッドレイン》。
　傷つき倒れる者を助ける、白き癒し手。
　堅牢なる鎧さえ意味をなさない、騎士殺し。
　ただただ死闘を求める、自殺願望者。

　ほかにも暴走お嬢様、爆走天使、暴虐の姫君、破滅の舞踏、などなど。

　様々な異名で呼ばれた彼女ですが、やはり一番有名なのは「狂乱令嬢」の名。
　
　彼女の名は、これより歴史書の一ページに刻まれることになります。
　英雄の名に相応しい狂乱令嬢の、華麗なる戦いの記録。

　そして、望まないまでも拒む理由もなく歩を進めた、偶像の軌跡。

全405話120万文字完結の書籍化済みオリジナルファンタジー長編作品。
死の淵で英傑の前世に覚醒した貴族令嬢が自身に並び立つ強者を求めてやりたい放題。
外見は天使のような主人公が肉体言語を駆使し問題解決するギャップを楽しみながら、
主人公がとことん我が道を行く覇道を貫き通した結果を痛快に追っていきます。

既に魂は旅立ち数日中に死ぬ少女の身体を救う為に無理やり押し込まれた前世英傑な主人公は、
貴族の家計が傾くほどの大金で魔法映像設備を導入してまで自分に新たな人生をくれた
両親への親孝行の為に魔法映像の普及に向けて番組制作に励む日々を送っていた。
しかしこの主人公実はバイオレンス極まりない性格で、
齢6歳にして前世の英傑の力を持て余し強者との戦いの場を探し歩いては
王都で50人ものチンピラをボコボコにしたりと裏でバレないようにこっそり暗躍。
更に強者を探すべく国で一番強い者を決める武闘大会を開催する資金10億を稼ぐために
少女自ら魔獣狩りでの資金調達に奔走した武闘大会の結末を見てもうやり残したことはないと
もう役目が終わったとすら思う主人公と読者ですがここからが本作の本番です。

更に魔法映像を普及させる為に誰もが見逃せない番組を作れという国王からの無理難題な命令に
王族にさえ遠慮しない度胸を以て完璧にやり遂げ自身の名を歴史に刻み込んだ主人公の答え。
全国民の注目を浴びた番組放映後即座に主人公が軟禁されそのまま国外追放処分となってから、
「狂乱令嬢ニア・リストン」となるに至った第2部がこの驚愕の番組企画から始まります。

本作は中盤以降からの正しく規格外過ぎる展開が特徴的で、
もの足りないと思われた方がいらっしゃったかもしれない序盤の下準備を終えてから
それまでの序盤の描写が綺麗に回収された178話からのとんでもなさが魅力です。
魔法映像設定を生かした良い結婚式だなと思っていたら全くもってそれどころでは無かった。
100話未満での判断はまだ少し早いと伝えざるを得ない本当に魅了溢れる作品となっています。
そして最強で無敵で更に可愛いというこの主人公ニア・リストンですが、
キャラクターがとんでもなく立っている為に全く鼻につかない。
最強もの作品で呆れるのではなく逆に笑うしかなくなるこの作者の力量が光り輝いて見えます。
そんな唯の最強もの作品ではない作品となっていて、
100話ぐらいから主人公が遂に満を持して魔獣を狩り始めたりと本領発揮し始めて
上記の178話からが本作の本番となるのでそこまでは是非一読してみて下さい。

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