関連サイトとあらすじ
この話は、九州という地獄に投げ込まれた子供達を救わんと、
必死に足掻いた1人の女と――
そんな女に付き合った、変わった奴らの物語。
ヒーロー達の、物語――
本作の原作は「ガンパレード・マーチ」(通称ガンパレ)
今となっては原作の知名度が低いが、
自分も当時このスレで原作を知った口なので原作未読でも全く問題になりません。
物語は幻獣という人類の敵に侵攻されている熊本。
この地を舞台に、徴兵拒否を拒否するという頭お花畑なお日様系主人公水銀燈と、
冗談と悪ふざけが結婚して産まれちまったやらない夫と、
いつも冷静で無機質なやる夫の男傭兵2人が出会うことから物語が始まっていく。
「私が用意して、あんたらが鍛えて、みんな纏めてヒーローをやるの!」
作品の魅力
この作品の魅力を以下3点の項目で紹介していきたい。
- 個性が爆発しているキャラクターたちの魅力溢れる表現
- 印象に残らざるを得ないセリフ回し
- AAの表現を最大限に生かした戦闘描写
1.魅力溢れるキャラクター表現
この作品では外伝という形で一話かけてキャラの背景と心情描写をしっかりと描かれていて、
その外伝で描かれた脇役たちが本編でヒーローへと成長していく姿がたまらなく良い
やる夫の外伝となる過去編をまとめた『やる夫の時間が止まるようです』だけも名作なのに、
それぞれの外伝のキャラが織りなしていく本編は最早オールスター級。
2.セリフ回し
やる夫スレはその性質上地の分が少なくセリフが多い構成となっているが、
この作品はその多くを占めるセリフ回しが良い。
特に水銀灯を巡るボケツッコミと”ヒーロー”の発言については一級品で、
5年以上前のセリフをまだ思い出すことが出来るほどに強烈な印象を持つセリフが多い。
特にお日様系主人公の水銀燈が持つとても良い味を表現しきれている。
行ったことを事実のみの箇条書きにすれば、ただの夢見がちな馬鹿にしか見えない水銀燈がこのセリフ回しと心情描写の良さによって一転して”ヒーロー”にしか見えない点は、
この作品において特筆すべき魅力。
3.戦闘描写
原作のガンパレを知らない自分でも途中で置いて行かれることに一度もならなかったのは、
この戦闘描写がかなり分かりやすいのが一因だと感じる。
原作未読でもストレスなく読み進めることができる。
具体的に幻獣と呼ばれる敵は容易く分かりやすいAAで理解でき、
その敵に対してどう戦っていくのかも幻獣の長所短所交えた地の文と、
弱点を突く描写もAAで良く表現できているので理解に苦しむことが全く起きない。
終わりに
分類としては中編にもなる範囲なので、
上記の魅力が注ぎ込まれている作品をサクッと(半日で) 読めます。
残りは最終話後編のあと1話となるが、数年たった今でも待ち続けられることができる面白さ。
そんな作品はこの作品のみでしょう。
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・作者様から感想コメント頂けました…ありがとうございます!
コメント
この記事をみて、最初から読み直しました。
本当に引き込まれて魅力的なキャラだらけで面白いんですよね。
絶望的な状況なのに明るくて強くて……
ありがとうございます!
読み返すきっかけになっていただくことがこのサイトの一つの目的なので嬉しいです😭
だいぶ前にタイトルだけ見かけて、気にはなっていたんですが見れていませんでした。
いい機会なので読んでみようと思います。
作者さんもこの紹介文を見つけてくれたようで嬉しいです。
コメありがとうございます!
自分も同じように最初見かけたときに名前だけ覚えるも、
他でも紹介されてやっとその作品を見ることが非常に多いので
本サイトがその一助になれて良かったです。
全力でお勧め作品なのでこのサイトを気に入って頂ける人のご期待に添えると確信してます!