このスレは、安価やあんこで、架空の戦後時代の東側陣営国家を描くスレです。
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この作品はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありません。
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本編105話長編歴史系内政安価完結作品。
計画経済の完璧な筈の国家経営が汚職と非効率によってどうしようもなくなっていく。
とある帝国の分断国家成立から統一に至った40年に及ぶ苦難の歴史を描いた作品です。
世界大戦後に帝国が北緯38度線(ニイガタ-ミヤギ)を境に北と南に分断された架空世界。
首都サッポロで樹立した北方人民共和国を主導するのは初代書記長となった紺野純子と、
消費財・生産財・軍需品・輸出品を担当する安価で決まった各政治委員達。
彼らと2年に1回開かれる党大会で批判と政治闘争を繰り返しながら
建国以来の悲願である社会主義での旧帝国領統一を目指しますが、
仮想敵国の旧帝国の南を統治する皇国側との国力は3倍以上の差をつけられていて。
そして後援として頼りになるどころか自国を脅す連邦に自由を求めて抗議を繰り返す国民。
更には頼みの政治委員達も汚職と不正が蔓延って全く信用出来ない。
四面楚歌に追い込まれた不憫な初代書記長から始まるその苦難の歴史を見守っていきます。
何故、何故、外国も国民も、皆、私の邪魔をするのよ・・・・・・・。
13話
私は・・・・・・私は、皆の生活を、安心して暮らせる未来を作りたいだけなのに・・・・・・!!
本作は社会主義国家の内ゲハを象徴する独自の党大会システムが特徴的で、
序列1位・更には書記長の座を目指す政治委員達は出世の為に実際の数値を上方修正して報告し
正確な情報は齎されない中でそれでも一人孤独に理想国家を目指して奮闘したジュンコ書記長。
10話の書記長の一日密着取材で露わになったその人間性から迎えた結末に同情が止まりません。
そんな偉大なジュンコ書記長の後は様々な俗物達が書記長の座を射止めましたが、
作風に慣れた終盤に登場した北の狂犬キヨマロ書記長の独裁っぷりがとても強烈的。
例え1000万の民が死に絶えたとしても核兵器開発を強行し資本主義者共を薙ぎ払わんとする、
キマっている指導者達による刺激的な終盤が描かれます。
内政もダイスで決めていく形式なので複雑ではなく、
最初はそのシステムに慣れないふんわり理解でも読み進めるにつれて分かるので大丈夫です。
内政チートとは真逆を行く作品ですが崩壊国家好きな方は是非一読してみて下さい。
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