原作世界樹の迷宮2の本編30話長編完結作品。
やる夫スレの名かませキャラ達がPTとなって原作の死亡フラグを躊躇なく踏み抜いていく。
その何度見ても飽きない全滅模様を楽しむコメディに少しのシリアスを組み合わせながら
原作の世界を体験できる原作経験者も未読者も楽しめる良作です。
巨大な迷宮が発見され数多くの冒険者が迷宮踏破に挑戦する中、
メディックのやる夫も一攫千金を目指し世界樹の迷宮を登るべく仲間を募集することに。
そこに集まったメンバーが自信過剰過ぎるパラディンのパトリック・コーラサワーに、
何だと…しか言わず理解の出来ないブシドーの日番谷冬獅郎とペットのヤムチャ。
かませ臭しかしないメンバーに絶望する中でガンナーのまじ可愛い巴マミが加わって
途中のモブ敵を華麗な大技で順調に倒していく迷宮攻略が始まり安心するのも束の間、
案の定調子に乗ってしまい死亡フラグが立ち一瞬でPTが全滅直前に。
ここからこの油断さえしなければ素質は高いメンバーをやる夫がどうにか制御しながら、
それでもあらゆる方法で死亡フラグが立ってくる難局を乗り越える迷宮攻略が始まります。
本作は原作のボスに留まらないモブ敵の多種多様な殺意溢れる迷宮模様によって、
同じAAと展開が続いても逆に様式美となり何度でも笑えてくるのが特徴的です。
偶には死亡フラグを華麗に乗り越えていくギャップも交えられて飽きがこない。
序盤、道中のかませっぷりからの大ボス・キマイラ戦で本作の魅力が詰まってました。
そして迷宮攻略にも慣れた中盤からは各PTメンバーに焦点を当て格好いい所を描き、
一番驚いたのはヤムチャの過去でしたがただ単にかませではない気の良い仲間も魅力です。
更には自PTだけではなく番外編でこちらもキャラが濃い他のPTの迷宮攻略も見れて
色々な冒険者の視点から世界樹の世界を堪能できる一作となっています。
そんな良作なのでこのフラグブレイカーやる夫さんの活躍を是非一読してみて下さい。
続編のシオニーちゃんと世界樹スレも紹介予定です。
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