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やる夫スレ

笑えてときめく王道青春ラブコメを堪能しよう「この想いは、何の花に喩えられましょうや」

やる夫が人生でいいじゃない

オリジナル現代日本が舞台の全15話長編完結作品。
御坂美琴に恋する白井黒子との笑える会話劇コメディに始まり、
中盤以降は一転してまさに王道的な青春恋愛模様が味わえる。
白井黒子の面白さそして可愛さが堪能できる作品です。

御坂美琴に熱烈なアプローチを続けても全く相手にされないと悩む高校一年生白井黒子は、
御坂と高校までずっと一緒で尚且つ彼女にときめいたことがないという、
黒子自身が太鼓判を押せる生粋の幼馴染なやる夫をアドバイザーとして招集する。
そうしてどうしたら御坂の心を射止められるかを話し合う会議が始まりますが、
この会議はあらゆる所にネタが仕込まれたハイテンションコメディが続き、
会話の波長が限りなく合う2人の仲がひたすらに良くなっていく。

そして遂にはやる夫と黒子が付き合っているという噂は流れ、
御坂にはやる夫の親友の上条という好きな人がいることが発覚。
やる夫自身も黒子に惹かれていく中で、
意中の黒子の恋か幼馴染と親友の恋を応援するべきか揺れる終盤が描かれていきます。

本作は先ず最初の1話からやる夫と黒子の掛け合いが面白く、
ボケにツッコミに大忙しな黒子と冷静に合いの手を挟んでいくやる夫の好対照な2人による、
掴みはばっちりな序盤に気付けば惹き込まれています。
そのコメディに慣れた中盤以降は一転して複雑に絡まりあった恋模様が描かれ、
悩むやる夫と動揺する黒子の読み応えたっぷりで読了感が良い恋愛劇が味わえる。
そんなテンポよく楽しめるコメディ作品でありながら濃密な青春が堪能できる一作です。
後半にかけて深堀りされるキャラクター達もみんな魅力的で、
特に少ない描写の中でも輝いた格好良い麦野沈利が印象的。

更に印象的なのがタイトル「この想いは、何の花に喩えられましょうや」の使い方で、
初回からタイトルを1話毎に回収する勢いで始まる斬新さと、
話が進むにつれて慣れたタイトルの言葉が全く違った印象を与えてくる描写が本当に上手い。
序盤のコメディからの終盤のギャップがこのタイトルの使い方で更に引き立ちました。
そんなコメディ好きな方にも奥深い恋愛模様が好きな方の
双方にお勧め出来る良作なので是非一読してみて下さい。

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