やる夫せれくと 死にたがりのやる夫社長
「やる夫のダンジョン運営記」で有名な「大首領 ◆TSD5yLQYVA」氏の中編完結作品。
埋めネタ発祥で分かり辛いですが「やる夫は脅迫で食っていくようです 1」から開始。
労働が嫌になった主人公やる夫が車道に飛び出し自殺を図るも、
偶然猫を助けることになったことから怒涛の勘違いが連鎖し一大企業を創り上げる。
本作はそんな頭を軽くして楽しめるコメディが魅力的な作品となっています。
この主人公やる夫は死にたがりなので、
自分の夢であったゲームの制作に手に入れたあぶく銭を全力でぶっこんでいくのだが、
これが捨て身故の成功なのか何故なのかことごとく成功していく。
この「死にたがり」と「サクセスストーリー」の間の絶妙な勘違いのズレが非常に面白く、
勿論実際にはこんなに上手くいくことはないのだと分かってはいるが、
読者にこんな歴史もあっても良かったなぁと思わせる夢を見せてくれるのが魅力。
そして本作は世間の反応を描写する掲示板形式も良く出来ていて、
主人公やる夫の内心とのギャップが一目瞭然で勘違いの対比が分かりやすい。
基本的になろう作品のようにどんどん成功していくストレスフリーな作品ですが、
特に最近のゲームに飽きているような方にはこんなレトロゲームをやりたかった!と思わせる
キラーフレーズが出てくるので是非一読をお勧めです。
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紹介記事を投稿しました。
— 夜市よい (@yoichi_041) September 3, 2022
死ぬ気になればここまで出来るのか…!?
と夢を魅せてくれる中編完結の一発逆転作品です。
軽い話を読みたい方おすすめです。
死にたがりの一発逆転サクセスストーリー
「死にたがりのやる夫社長」https://t.co/9FDPEVCofF
コメント
記憶に残ってたけど見直そうとして探せなくなってたので助かった。
後半のゲーム開発部分は、「現実も、もう少しうまくいってたらもう少しましな現在になってたのでは?」と思わせて、ある意味悲しかった部分。
今で言うと、ゲーム限定拓銀令嬢みたいな感覚を覚えた。
コメントありがとうございます!
確かに拓銀令嬢と同じくこんな風に成功してくれてたら良かったよなぁというifを描いてくれているところが、
もう叶わないと分かっているのでエモいですね…