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ハーメルン

天才を目の当たりにした凡才地下アイドルの葛藤「地下アイドル4年目の私のファンは、4ヶ月のトップアイドル夢見りあむ」

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 私の4年はそんなにも軽いものなの?
 りあむちゃんの4ヶ月はそんなにも大きなものなの?
 私とりあむちゃんではそんなにも才能の差があるの?

1万2千文字の1話完結のアイマス2次短編です。
この作品が発表された2020年1月の1年前、2019年の第8回シンデレラガール総選挙にて
夢見りあむは3か月前に登場の新アイドルにして総合3位という前代未聞の快挙を成し遂げます。
そんな彗星の如く現れた夢見りあむを燻っている地下アイドルの視点から見ていく作品です。

魅力的な点は地下アイドルとして4年間頑張り続けていた主人公による、
自分のファンに過ぎなかったりあむの躍進に対してまざまざと描かれた重い感情が先ず良い。

 りあむちゃんがアイドルになったのはいい。それが346プロっていうのもまだいい。本当はめちゃくちゃ羨ましいし、嫉妬がないなんて言えば完璧に嘘になるけど。
 でも総選挙三位っていうのは何? あの子新人じゃないの?
 以前の総選挙でもそんな規格外の人はいなかったでしょ? それとも、りあむちゃんはそういう前代未聞の天才ってわけ? 凡人の私には理解出来ないような、そういう存在なわけ?

また、そんな感情を抱きながら今までの4年間は何だったのかとアイドル活動を休止し挫折中、
ひょんなことから会うのが同じ第8回シンデレラガール総選挙で総合1位を獲得した本田未央で…
そんな天才たちを目の前にして凡才がどう夢に向かっていくのか。
地下アイドルを応援したくなってくるような1話のみで綺麗にまとまっている短編です。

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