■ この物語はフィクションであり 実在の人物・団体とは一切関わりがありません
■ オリジナルの魔法使い＆ループ物です
全16話完結の長編ファンタジー作品。
魔法学院に入学したやる夫がこのままでは滅びる魔法学院を始め迫りくる数々の死の運命を、
何度も死に戻って事前の対策を練り、実力を付けて解決していきます。
ループものですが全16話と話のテンポが良く纏まっていて、
1ループ目から散りばめられた数々の伏線回収とヒロイン巴マミが格好良い作品です。
動かなくなってしまった魔法人形真紅を直す方法を学ぶ為魔法学院に入学したやる夫は、
学院で出来た仲間達と一緒に魔法と魔導工学を学ぶ日々を送っていた。
そして遂に真紅の修理方法が判明し、費用を稼ぐ為に軍隊に志願すると
戦場で魔法を無効化する謎の敵に斬られて戦死。
そして気付いたら「学院に危機が迫る時それを防ぐ者を見出す」と伝えられていた
古い鏡に対面する入学二ヶ月目の学院伝統行事に巻き戻っていて。
危険な戦争に向かわないで学院内で資金調達に励むも、
今度は同じ敵兵が魔法学院に襲撃しにきて友人が死亡。
更に寝てる間に魔物に殺されて訳の分からないまま死に戻り、
戦争に行っても学院に留まっても死亡する状況下に置かれたやる夫の
ここから巻き返していくループ物としての本領が発揮されていきます。
本作は話の密度が濃く話が進んでいくテンポの良さが特徴で、
伏線や濃い描写が詰まっているので流し読みだと見逃してしまうかもしれません。
1度読み終わってからの2周目で更に味が出てくるタイプの作品です。
謎の記憶喪失少女インデックスの「地獄の底までついてきてくれる？」発言の真実と、
その後の強かったゴブリン襲撃事件の後半にかけて本作は面白くなっていきます。
そして巴マミの格好良さには惚れる。
そんなループ一つ一つにしっかり意味があって構成が練られている作品なので、
特にループものが好きな方是非一読してみて下さい。
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