注) ・この話はプロ野球を元にした、作者のプロ野球妄想(妄想)ストーリーです。
話の都合上、旧制度(現制度に合わない)の記述が含まれたりすることもありますが、ご容赦下さい。
・このスレのやる夫は捻くれています。やる夫の性格改変(?)にご容赦下さい。
・スレ主はやる夫初心者です。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。
全11話+αのオリジナル長編完結作品。遂に今年も球春到来となりましたが、
やる夫スレで伝説の一シーズンが描かれたといっても過言ではない本作を紹介します。
全チームが優勝を目指しての横一線となる開幕に読みたくなる希望溢れる一作で、
野球ファンにも、そして野球ファン以外の方にも野球の熱さが伝わってくる大作です。
本作の主人公は甲子園決勝まで全ての試合を一人で投げきった信頼度抜群の完成された投手
野球名門校毘都附学院のエースできる夫ではなく同学年補欠投手のやる夫。
チームで誰よりも練習をしていたが、甲子園の英雄となった絶対的なエースを前に
甲子園で一度も試合に出場できなかったやる夫は当然ドラフト会議に指名されず、
球団の入団テスト受験でのドラフト外入団という道に賭ける。
入団テストでは投げる球に悪いところは無いが良いところも無いものの、
基礎体力が他のプロ野球選手と比べてもずば抜けていることに注目されて合格。
「野球しかない生活で、すぐさまできる夫を抜いて見せる」と
本人を前に啖呵を切ったやる夫のプロ野球生活が幕を開けます。
本作は先ずこの主人公やる夫の野球人としてのプロフェッショナルぶりが群を抜いていて
勝負に勝つためには何の遠慮もしない、本物の負けず嫌いとは何なのかを見せつけてくれる。
先日歴史的な優勝を遂げたWBC終了後の栗山監督インタビューでは、
「夢は出来るか・出来ないかではなくやるかやらないか」
「そしてやるとなったら徹底的にやる」という旨の発言がありましたが、
本作で成長した主人公やる夫は正にこの言葉を体現している存在です。
プロフェッショナルとは何なのか。その答えがやる夫の行動を通じて本作で見つかるでしょう。
そして忘れてはいけないのがこのやる夫が所属することになった、
時代から大きく遅れた根性主義球団VIPスターズの素晴らしいキャラクター達で、
酔狂人な馬鹿ばかりが集まっているこのチームを愛さざるを得ないような
作者による魅力的な人物描写がやる夫のプロ野球生活と共に描かれていきます。
そんな主人公やる夫とVIPスターズが駆け抜ける1シーズンが
「数多くの勝利よりもたった一つの引き分けを語りたくなる伝説のシーズン」となり、
やる夫野球スレ界隈で未だに語られる本作を是非一読してみて下さい。
備考:本作から作者タグを解禁しました。
以下のように2作品目の投稿時にタグをつけていきます。
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