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いけいけぼくらの北郷帝「玄朝秘史」

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 ――ついに帝に推戴される一刀
「我が盟友、北郷。曹操は、ここにあなたが帝位につくよう進言申し上げる」
 彼はなにを望み、なにを選ぶのか。

恋姫既読者向けの本編135話長編完結作品。
魏ルート後に消え去ってしまった北郷一刀が満を持して恋姫世界に帰還した。
そんな彼が人の上に立つ人間としての覚悟を決めて更には周囲にも認められていった結果、
まさかの皇帝として君臨する過程を見事に描いた大作です。

沢山の恋姫達とのR-18展開もてんこ盛りでこれまで紹介した作品の中で濡れ場は一番多い。

華琳による魏呉蜀の三国分立体制が確立し北郷一刀が消えた一年後に彼が帰還してきた。
一刀の消失に嘆いていた魏の面々は歓喜して受け入れ、
一刀自身は以前と変わらずフリーの問題処理係として友情を深める日々を送っていた。
そして華琳の統治下では受け入れられない袁術や張勲を始め賈駆に董卓と面々の受け皿として
その圧倒的な人間性の魅力で以て仲間(愛人)を増やし始めると、
外交で赴いた呉や蜀でも愛人を増やし種馬としての本領を発揮し始めていく。

そして当然嘗ての敵国だった呉や蜀の重臣達に警戒され始めていきますが、
ここで華琳による匈奴を始めとする北方騎馬民族への大侵攻作戦が幕を開ける。

一刀は賈駆に張遼・呂布に袁紹と錚々たるメンバーの大将に任命されて
唯の一般人から人の上に立つ人間としての成長過程を見せていく一方で、
何故華琳は誰もが認める自分自身ではなく一刀を皇帝に選んだのか。
平和が目前となった世界で華琳の目指す国の形が明らかになっていきます。

本作は魏ルートアフターとして本当に満足できる作品となっていて、
先ずは一刀が帰還しそれぞれの喜びの姿を見せるキャラクター達が可愛い。

一刀が消えて塞ぎこんでしまう期間の回想も挟まれ魏の日常だけでも感慨深く楽しめました。

○月□日
今日は皆に頼み込んで、一晩あいつを貸し切った。
あの場所に誘い込み、見事罠にかけた。
網でくるまれて木にぶらさがるあいつの姿を見て、大笑いしてやった。途中で、泣かないでくれよ、謝るから、
とかなんとか言ってきたが、腹が立ったので放置して帰って来た。
ふん、この美人で聡明な荀文若様の奴隷になると誓ったなら、すぐ下ろしてやったというのに。
まあ、朝になったら、解放してやろう。
久しぶりにゆっくり眠れそう。

いけいけぼくらの北郷帝第二回おまけ「桂花の罠日記」

対する一刀自身も現代に戻っていた一年間で勉強した工学知識等を持ってきていて、
中華のみならず大陸全土の大経済圏を構想し税制改革を始め発展に向け動いていく。
周囲に振り回されるだけではない格好良い一刀君の姿を見させてくれます。
そして本作で欠かせないのが凄まじい勢いで各国の恋姫達を攻略していくその過程で、
自然にR18シーンが入ってくるのは流石だなぁという序盤の感想から
最後の方は読んでいてその節操のなさに最早尊敬の念すらも感じ始めてくる。

アブノーマルなプレイもなんのそので衝撃だった序盤の詠と麗羽、
ほぼ敵対関係だった中終盤の雛里と朱里軍師組の描写が特に印象的でした。
特に中盤以降の麗羽がただ単にお調子者ではない当主としての貫禄を見せて格好良い。

恋姫原作ももう15年以上前と古くなってきましたが、
今でも原作の雰囲気に浸れて楽しめる作品なので是非一読してみて下さい。
PS.2024/10/25にコンプリートボックスが発売されていて購入悩み中。

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