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交易から始める異世界進出「腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい」

【3巻 9/30】腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい - World of Sandbox -
アンドロイド 魔法 ミリタリー 人工知能 VRMMO 海戦 TS 依存系AI ファンタジー 魔物 戦艦 航空機 要塞 狐娘 書籍化 R15 残酷な描写あり 異世界転生

戦艦を作りたいのに、鉄が足りない!
気がつくと、SFゲームの拠点要塞ごと転生していた。しかも、ゲームで使っていた女アバターの姿で。
周りは見渡す限りの大海原、鉄がない、燃料がない、エネルギーもない、なにもない!
いくらSF技術があっても、資源が無ければ何も作れない。
だと言うのに、先住民は魔法なんてよく分からない技術を使っているし、科学のかの字も見当たらない。
それに何より、栄養補給は点滴じゃなく、食事でしたい!

これは、超性能なのに甘えん坊な統括AIと共に、TS少女がファンタジー世界を生き抜く物語。

突然プレイしていたSFゲームの大要塞と一緒に異世界の海の上へ転移していた主人公。
要塞を掌握する統括AI<リンゴ>と共に現状把握から始めるが、
資源も、工作機械も、エネルギーも何もかもが足りない。
自活していくためにSF要塞がファンタジー世界へ進出していく様子を描いた長編現行作品です。

通常こういったファンタジー世界へ文明が進出する作品は、
取り合えず強大な兵器で現地住民を脅して、はい完了!となるような作品が多いが、
この作品はそのような大雑把な描写がなく先ず主人公の可食性テストから初め、
偵察機での周辺環境把握、そして現地民と接触も先ず交易と少しずつ始めているのが特徴的。

そんな地に足のついた話の展開なので非常に安心して読み進められるが、
閑話として突如主人公たちSF文明と会合していく現地住民の反応が挟まれていくのも面白い。
この閑話での現地民の焦り具合が安定した主人公たちの描写と対比する形で
両者を描いており作品中で面白いアクセントとなっています。

この主人公たちの兵器も最強かというとそうでもなく、
魔法のバリアを使い兵器を無力化してきたり、AIに対して魔法ハッキングを仕掛けてきたりと、
現地の特異能力を持った巨大生物との緊迫感のある戦闘が楽しめる。
強大SF要塞があるからといって武力ではなく、経済から進出していく
そんな安定した主人公たちの異世界戦略をお楽しみください。

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