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ハーメルン

美少女達が主人公に向ける激重感情が楽しめる曇らせダークファンタジー「全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。」

全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ – ハーメルン
 ――だからさ、別に片目片足くらいどうってことないって。俺は平気だから。大丈夫だって見捨てないから。償いとかそういうのもいいから。すべて捧げるとか言われて…

「――いやああああああああッ!? ウォルカ、ウォルカッッ!? し、死んじゃだめ!! 死んじゃだめえええええッ!!」
 ああ、ここってあのダークファンタジー漫画の世界だったのか――そう気づいたときにはすでに死にかけ、パーティ全滅エンドの一歩手前。
 どうやら彼が転生したのは、とあるダクファン漫画の序盤で魔物に全滅させられたモブパーティの一人だったらしい。筋金入りのバッドエンド嫌いだった彼はせめて仲間だけは守ろうと、討ち死に上等の死に物狂いとなって魔物を打ち破る。右目と左足を失いこそしたものの奇跡的に全滅エンドを回避し、やれやれこれで一件落着だと思っていたら――。

 ――だからさ、俺はぜんぜん平気だから。大丈夫だって見捨てないから。償いとかそういうのもいいから。すべて捧げるとか言われても困るから。重い。重いってば!!

https://kakuyomu.jp/works/16816927862837735796

現在33話31万文字の8/30(金)に書籍版第一巻が発売されるオリジナル現行連載作品。
転生して一般的な冒険者として活動していたと思ったら突如伝説級の魔物に襲われる、
絶体絶命のピンチを自身の片目片足を犠牲にして見事パーティメンバーを守り切った主人公。
しかしパーティメンバーの美少女達は自分のせいで主人公を守れなかった後悔に苛まれていて、
そんな彼女達を幸せなハッピーエンドに到達させるべく奮闘していく曇らせものの大作です。

現実世界から転生し普通の剣と魔法のファンタジー世界だと思っていたら、
腐れ外道ダークファンタジー漫画の序盤で呆気なく全滅するシーンの真っ只中にいた主人公。
目の前には倒すだけで歴史に名を刻む程の大偉業となる絶対的存在のボスモンスターがいて、
ここが命の使い道と原作知識を駆使して何とか主人公独力で倒すことに成功したものの
守り切ることが出来たパーティメンバーに対して主人公はその場で意識を失ってしまう。

そして目覚めた主人公は原作での全滅エンドを回避出来てほっとするのも束の間、
右目左足を失っていて剣士としての仕事を果たせなくなった主人公を見て
果てしなく強い罪悪感を抱えるパーティメンバーの美少女達3人は思いっきりこじらせていて、
ハッピーエンドにする為に命を懸けたのにこのままでは病み堕ちエンドになってしまう。

こうして死ぬはずだった運命を覆した後の主人公の奮闘が始まりますが、
何故そんなにも重い感情を主人公に寄せているのか美少女達の過去が次第に明らかになり、
加えてこの世界の原作は腐れ外道ダークファンタジーなので厄ネタがどんどん舞い込んでくる。

そうして主人公によるとても可愛い彼女達への意図しない曇らせの連続が続いていきます。

本作はヒロインとなる美少女達みんなが個性的な激重感情を見せてくれるのが魅力的な作品で、
書籍版1巻の表紙を見た時にも思いましたが彼女達は本当に可愛かった。
合法ロリ師匠を始め清楚可憐な天才剣士にクールなボクっ娘達が、
自分の人生を歩んで欲しい主人公の思いと相反して主人公へ依存が深まる姿を見せてくれます。

そして主人公も普通の一般転生男性かと思いきや剣の道に生きる武人なことが判明して、
片足が無くてもこのままでは終わらなかった主人公が披露した絶技は燃えるものがありました。
そんな主人公は仲間を助ける為になら自分を犠牲にすることを全く厭わず突き進み、
それに対してヒロイン達はこれ以上自分達を守る為に主人公が傷つく姿は決して見たくない。

更に主人公が原作知識をもっているが故の発言を凄惨な過去を経験したと思い
主人公への勘違いの連鎖は止まらず彼女達はどんどん曇っていって。
この凄まじく重い感情を寄せられて複雑骨折した主人公の人間関係は一体どうなっていくのか。
新キャラクターもどんどん登場し世界が広がっていく今後の展開が非常に楽しみな作品となり、
書籍版第一巻の発売に向けて是非一読してみてください。

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