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なろう小説

「「ここに来る人達はなぁ!!! いつもここで全肯定奴隷少女を買ってるんだよ!!!! わかってんのか!!!! なあ奴隷少女!!!! お前もそう思うだろう!?!!?」「まったくもってその通りなのよ!!!!」」

「ここに来る人達はなぁ!!! いつもここで全肯定奴隷少女を買ってるんだよ!!!! わかってんのか!!!! なあ奴隷少女!!!! お前もそう思うだろう!?!!?」「まったくもってその通りなのよ!!!!」
冒険 ダンジョン ラブコメ 奴隷 異世界 努力 全肯定 へけっ! 勘違い すれ違い 頑張るあなたを全肯定

【#全肯定奴隷少女:1回10分1000リン】【#全否定奴隷少女:回数時間・無制限・無料】【#MF文庫Jより書籍化】【#勇者の功績】【#民衆の祈り】【#皇帝の真実】【#聖女の信仰】【#奴隷少女の正体】【#凡人の決意】【#読者の役割】

全肯定奴隷少女:1回10分1000リンにて書籍化の全167話77万文字長編完結作品。
あらゆるお悩みを全肯定する奴隷少女のインパクト抜群の序盤に笑えて癒される序盤から
中終盤は一転し存在しない筈の奴隷身分を名乗る少女の壮大な真実に迫る大作です。

田舎からやってきた新人冒険者な主人公は何とか入ることが出来た冒険者PTで
最初に任された簡単なダンジョン内の荷物運びにすら失敗してしまう。
モンスターとの戦い以前の下働きすらもこなせない自分に落ち込んでいた所に、
『全肯定奴隷少女:1回10分1000リン』というプラカードを掲げる少女が目に入った。
思わず怪しんでいた所に常連と思わしき女性が1000リンを奴隷少女に渡して愚痴り始める。

「ねえっ、聞いてよ奴隷少女ちゃん!」
「わかったの!!!!!! もちろん聞くのよ!!! なんでも言うがよいの!!!!!! えへ!」

そして始まったのは怒涛の勢いで職場を愚痴る女性と全てをことごとく肯定する奴隷少女で、
どうやらこれはお金を払うと美少女が自分の境遇を全肯定してくれるサービスな様子。
その様子を見て悩んでいるのは決して自分だけではないと気づけた主人公は、
また一から地道に冒険者としての力をつけることを決意し最初の奴隷少女との出会いが終わる。
それからもちょくちょく出会った広場にいた奴隷少女を見ていると、
悩める学者先生の専門的な話題すらも建設的な方向に肯定出来る博識で、
メンツを汚されたヤクザすらも逆に土下座させる等奴隷少女の謎は深まるばかり。

そんな日々の中自分のせいで仲間に重症を負わせ打ちのめされてしまった主人公は、
初めて全肯定サービスを頼んで自身を見事な全肯定で救った奴隷少女に恋をする。
かと思えば女性の冒険者の仲間が家に転がり込んでくるラブコメが中盤に始まり、
満を持して奴隷少女の謎が読者に明かされ主人公がその謎に迫る硬派な終盤が幕を開けます。
全肯定する謎めいたサービスをこの国に存在しない筈の奴隷が何故一人でやっているのか。
この衝撃的な序盤に関する様々な謎もしっかり後半で回収されていきます。

本作は良く生み出してくれたとすら思える個性的過ぎる全肯定奴隷少女ちゃんが素晴らしい。
物凄い勢いで繰り出されていくバラエティに富んだ全肯定っぷりに慣れてきたかと思えば、
一転して全否定も使いこなす奴隷少女ちゃんを本当にアニメでも見てみたい。
そうして失敗した時に誰でも奴隷少女ちゃんに相談することが出来る、
ChatGPTでの対話型AI全肯定奴隷少女の実装へと夢が膨らみます。

特に好きな全肯定シーンはいつもの様に1000リン払って全肯定されてもらっていたら
余りの主人公のヒモエピソードに千リンを投げつけて全否定し始めた30話に、
自分が褒められて照れて肯定できなくなってしまったとても可愛い46話と
しまいにはプラカードを回転させて全肯定か全否定するか決めた70話。
そして全肯定奴隷少女の前では読んでいる読者さえも励まされた下記など、
他にも数々のメタネタが繰り広げられるので各話後書きすらも好き。

 感想書くのが怖い!!?!!? そう思っている読者さんはなぁ!!!!! ディスプレイの向こうにいる作者が全自動執筆マシーンじゃなくて人間だってことをちゃんと認識してるから、そうそう変な感想は書かないんだよ!!!!!! ためらっている人ほど好きな作品に好きなだけ感想を送ればいいんだよ!!!! なあ奴隷少女!!!!!!! お前もそう思うだろ!!!!!

 まったくもってその通りなのよ!!!!! 特にこの作品の感想については「まったくもってその通りなのだ!!!!!!」か「そうなのだ!!!!!」か「へけっ!」「くしくし!」とかしか返信しないから安心して欲しいのよ!!!!!!!

錬金術師の全肯定・後編

その励まされる描写の裏で遂に明かされた119話での全肯定奴隷少女誕生の過去では
本作が面白いコメディのみではない硬派な作品であることを思い出させてくれて、
そして期待の遥か上を行った終盤の圧巻すぎる素晴らしいギミックには感動必至です。
何気なく読んでいた【#勇者の功績】【#民衆の祈り】で始まって
【#凡人の決意】【#読者の役割】で終わるこのあらすじも読了後に読むだけで感慨深い。

そんなコメディと恋愛そしてシリアスとバトルが高いレベルで組み合わさっている大作なので、
是非まだ読まれていない方は一読してみて下さい。

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