前書き
本日1/11(日)14:00~ジュンク堂書店 池袋本店にて開催された、
本条謙太郎×樽見京一郎 対談トークイベント&サイン会に参加してきましたので
開催申込時から当日の開場前に始めトークイベントの内容やサイン会の感想をお届けします。
今回全身全霊でメモを取り続けていましたが、
その内容の詳細については私と同じように申込み先着順を潜り抜けて
時間とお金をかけて参加された60人の方の心の中として全文の文字起こしではなく、
トークショーの全体的な雰囲気と私自身の感想を中心に主観的に(忖度なく)書いていきます。
結論としてはとても面白くて参加して良かったという内容になるのでご安心ください。
正式な取材の方もいらっしゃったようなので客観的且つ正式なものについては
記事記載されましたらリンクを貼りますのでそちらをご参照ください。

対談トークイベント申し込みまで
先ずこのトークイベントの存在を知ったのは以下のツイートでした。
12/12(金)の12:00になにかが発表されるぞという内容の動画で、
最初に考えたのはコミカライズ化ですがそれにしては判断が早い(誉め言葉)と感じていて
まさかの舞台化とか地に落ちて死なずばの方かなとか色々な可能性があって謎でした。
遂に当日となり発表されたのが暗君とオルクセンのトークイベント開催で自分も驚いた。
本サイト上でWeb小説お勧め作品として取り上げている2作品同士のコラボの時点で
このトークイベントに行くことは発表を見た瞬間から既に興味が溢れて確定していたのですが、
特に気になっていたのが作者お二方のアカウントを読者の一人として普段から見ていると
自分とは住む文化圏自体が全く異なっていることがひしひしと感じられていたので
作者がどんな人なのか一目見てみようという動機が大きかったです。
なので作品内容というよりも人間としての作者に着目して参加申し込みを行いました。
この2作が少なくとも一般的ななろう小説ではないという点については、
本記事をご覧になっている方は一致すると思いますので作者の背景は気になりますよね。
早速トークショーの詳細を見てみて記載されていた入場料:2000円は
イベント自体参加しないので相場感分からないですがこれは先ず安いでしょう。
定員60名なので1人2000円で総計12万円の中で、
ジュンク堂書店 池袋本店の場所を確保し、作者お二方を呼び、MCの方も呼び、
そしてそれぞれの出版社の方と調整をして当日はスタッフさんも準備される。
業界人ではないので見積り不能ですがこれで12万円が安いのは断言できるなと思ってました。
そして気になるイベントの申し込み方法は定員には限りがある先着順で、
先ずこの文字を見た時に熾烈極まる申込み戦争を覚悟しました。
オルクセンの樽見先生のフォロワー3.2万人で暗君の本条先生のフォロワーは3000人。
この3.5万人の内ガチ勢且つイベントに参加出来るのが1%ぐらいだろうと予測して、
350人のガチ勢を相手に100人ぐらいだろう枠を争えばこれは一瞬で枠が埋まってしまう。
しかし私にはやる夫スレ読者としてジャスト00安価を始めとした安価戦争を潜り抜けてきた、
その経験を生かしてオルクセン軍並みの万全の戦争開始準備を整えて挑みました。
当日はスマホでは戦争を勝ち抜けないので外出の予定をキャンセルし
PCの前で12時ジャストのJSTをしっかり測った上でGoogleフォームを開き、
初見の申し込みフォームに立ち向かったのですが立ち塞がったのが
お名前(フルネーム)とまさかの質問事項のフリーテキスト記入欄。
ハンドルネームで良いのか本名にするのかそもそも名前を何に使うのか。
そして質問事項を今から考えていては先着順勝ち抜けないのではという課題に、
一瞬で答えを出さなければならなかった結果ハンドルネームで質問事項はスルーしました。

その全力を尽くした結果12時0分22秒に申し込み出来てこの戦争の開幕戦に勝利しましたが、
1時間弱で定員いっぱいになったので結果論としてはここまで準備する必要は無かった。
1分1秒を争う覚悟だったので申込みは出来たが先着順には間に合わなかったケースを想定し、
てっきり先着順受かりましたメールが来ると思ったのですが
回答のコピーメールを以て受付完了で問題なかったようです。

イベント開始日まで
これはWeb小説スコッパーの一部には共感してもらえると嬉しいのですが、
それまで夢中になって読んでいたWeb小説が書籍化された際に、
発売日に買うことで(無料で読ませてもらっていた義理は果たしたと)満足して
買ったにも関わらず書籍は読みにいかず次のWeb小説を探しに行く個人的な傾向があります。
特にオルクセンはWeb連載中に読んでいて上記紹介記事を書くときにもう一周していたので、
コミカライズ含み全巻揃えていたものの全く書籍版を読めていない状態でした。
これでトークショーは作者さんに申し訳ないので年末年始で読むスケジュールを立てていたら
一番好きなWeb小説サイトのハーメルンでの書籍化作品ラッシュが来てスケジュールが崩壊。
それでも何とか年初から当日までに最新6巻まで一気読了し自信新たに会場に向かいました。
イベント開始日(2026/1/11(日)) 開演まで
当日の天候は晴れで最高気温も16℃とグスタフ王直々に天候操作されたと思えるほどに
絶好のイベント日和な中で会場のジュンク堂書店池袋本店に着きました。
初めてここに訪れたのですがビル1棟丸ごと地下1階から9階まで全て書店で
人もいっぱい訪れていて凄かったですが沢山イベントが開かれていてびっくりです。


そして到着して先ず向かったのがオルクセンと暗君売り場で、
その売り場にあったのは本条先生のサイン!!!!!!!!!!!
前述のとおり入場料だけでは安いと思っていたので書店に還元すべく、
気に入っているオルクセンの2巻目と暗君の1巻(とその他数点)ここで購入しました。

そして開場時刻13時20分ちょうどにイベントスペースに入ったのですが、
定員60人中私が16人目で皆さん流石でお早かった。
そのイベントスペースですがしっかり準備された場所というのが第一印象で、
このドリコムさんのツイートに写真がありますが
広い場所にポスターや書影を各所に準備されて目立つ所に作者お二人の席がある。
特に気になるところが全くない快適なイベントスペースでした。
そして開場する13時20分から開演する14時までの話になるのですが、
プライバシー等あるので大まかな雰囲気の話をメインに記載していきます。
先ずはイベント会場の入口を発見して入ってみたのですが、
皆さん整然と行列を並ばれて(①)受付で入場料や書籍代を支払うと
粛々と前から座席に座られていく(②)訓練されたオルクセン軍のような所作でした。
(言いたかった)

開演までの間は各自メモの準備をしたり本を読んでいたりと
後はその時を待つばかりという状態で特に騒ぎ等も起こらず、
気が付くと40分経っていて開演の時刻となっていました。
開場の13時20分で20人、10分前の13時50分には50人程既に集まっていて
駆け込みが多くなく皆さんのこのイベントに懸ける準備のほどに感じ入っていました。
人数内訳について細かいことは記載しませんがおじさんが多めで、
ディズニーランドのような年齢層では当然ですが無かったですね。
スタッフさんも名刺交換されていた業界関係者含めて8人ぐらいいらっしゃって
定員60名+スタッフさん8名+作者2人+MC1人で70人ぐらい集まってます。
そして両者の平和条約が締結されてトークショーへと移っていきました。
トークショー
本題のトークショーに移りますが作者のお二人の他にMCの方がいらっしゃって、
太田さんというこのライトノベルがすごい!の編集デスクを務められている方が
MCを担当されていたのですが司会巧かったです。
話題を事前準備しながら作者お二人の話を聞いて的確に話を拾って広げて振っていく。
オルクセンと暗君のどちらもWeb版から読み込まれていて、
作者入場前には双方のWeb版と書籍版の読了した参加者の割合を聞いて、
ネタバレがどのラインになるかまで把握される事前調整は丁寧さを感じました。
ちなみにWeb版は60人の内2作品共7割強の方が読んでいて
書籍版はどちらも全て読んでいるという結果で片方の作品のみの人はいなかった。
Web小説界隈に住んでいるとWebの方が読まれてると思いがちなのですが実態は逆の結果に。
そのMCの方含み和気あいあいとした雰囲気でのトークショーとなり、
本条先生と樽見先生もまるで長年の友人と思える掛け合いを披露され
参加者の笑いが自然と生まれてくるのが何度もあって楽しかったです。
トークショー未体験ですが完全にトークショープロ同士の所作でした。
ダンディな本条先生とアウトレイジな樽見先生が入場されて、
先ず笑ったのが本条先生が席に着かれ挨拶を終えられると
テーブルに気づけばアルパカの縫いぐるみが置かれていた神速の技。
どこにアルパカの縫いぐるみを持たれていたのかさえも感知出来なかった。。
そして質疑応答形式でのトークショーが始まっていきます。
MCの方の質問として出たのが、
「お互いの作品の印象について」
「プロットを組んでいたのか」
「昔から小説を書きたいと思っていたのか」
「お互いの作品でリスペクトしているところ」
「好きな作家」
「何故小説家になろうで投稿しようと思ったのか」
「自身の作品のキャラクターについて(特にヒロイン)」
「創作のモチベーション」
最後にトークショーテーマ:「暗君と名君について」で締められて
そこから参加者の質問として、
「作家デビューしての変化」
「時代考証に懸ける時間」
本条先生に対して:「ぼく」が生まれた経緯」
本条先生に対して:「時計の好きなところ」
樽見先生に対して:「オルクセンの食事について」
「お互いの作者で気になるところ」
「現時点で明かすことの出来る新情報」
ここでそれぞれの質問に対しての回答の全文記載は前書きで述べた通りいたしません。
この記事では各回答から印象に残った点をまとめる形で記載していき、
回答全体のごく一部のみの記載に留めます。
先ず暗君について夜中にワインを飲んで7~8割キマったあたりで
黙々と描き始めて出来上がったというその制作秘話に本当だったのか…と思っていた中で、
「封殺された声を届けたい」という作者の内面に触れられたのが響きました。
自分自身上の立場になったことはないので理不尽なことがあった際には
上司に「無理」「出来ない」とぶん投げる手法で生きている中で、
上の立場では責任を投げ出さないことが責任者として社会的に求められて、
理不尽だと思ってもその声を自分自身の内面に留めるしかない。
しかし小説であれば内心描写の形で世に出すことが出来ると話されていて、
まさに暗君を読んでいてその王としての孤独さが非常に新鮮だったので成る程と納得しました。
オルクセンについても物流の2024年問題を軸とした製作秘話を樽見先生が話されていて、
確かに配達員さんが届けてくれる最後のラストワンマイル部分しか日常で触れられてない中で
オルクセンでは膨大極まる物資を大本からどうやって管理し分配して効率化していくのかが
プラットフォームを貨車との高さを合わせたり直接荷役等の細かな描写に繋がっていた。
暗君と同様に作品を読んでいて特徴的だと感じた点が作者さん自身の語る内容と一致していて
小説の目的がしっかりと自分にも響いていたんだなと感じ入ってました。
そしてオルクセンでは「食事」が暗君では「時計」の描写が象徴的ですが、
作品世界の根幹としてその描写が根付いていたのが理解できたのが印象的。
美味しそうな食事風景を描写することで緊張感ある戦いの箸休めとするのみではなく、
そこからライ麦や小麦の材料に入って国内の地理や文化に触れていく
食事から周辺に広がっていって世界に触れていくのが確かに丁寧でした。
暗君の時計描写についても機械式時計のその魅力は矛盾なのだと語られていて、
安くて正確で見やすくて便利なスマートウォッチがあるのに
面倒なゼンマイを回す必要がある機械式時計を使うのは矛盾してるよねと説明する。
そしてそれが王の仕事を気分高めに語りつつも根底では自己嫌悪に苛まれている
矛盾した「ぼく」に繋がって周りの影響も加わって第二巻最後の展開になっていく。
この矛盾という単語は確かに暗君のキーワードになりますね。
記載しておきたい内容はオルクセンの登場人物のモデルになったモルトケの話を始め
まだまだあるのですがトークショーの温度感は伝わったと思いますのでこの辺で締めます。
前述した作者がどんな人なのかという参加動機の一方で作品内容の感想となりましたが、
作者の印象は記事として書く内容ではないなと思ったのでこれは参加者の方のお楽しみです。
サイン会
人生で初めてサイン本を頂きました!!!!!!!!
今振り返ってトークショーと合わせてサインまで頂いたのにも関わらず2000円の費用と、
この記事が今6000文字ぐらいになっていますが感謝を捧げると共に記事を書いています。
あくまで1人の読者でいたいので名前を明かすつもりはなかったのですが、
受付の方に為書きという紙を貰って検索するとどうやら自分の名前を書いてもらえるようで。
これはポリシーを投げ捨てる場面と感じありがたくサイン頂戴しました。
ほぼ全ての書籍を電子版で買ってその中で本当に気に入った書籍を人生のコレクション用に
紙の書籍でも買う運用をしているので宝物が増えました。


そのサイン会も初体験なのでてっきり機械式な流れ作業として
はい次ー、はい次ー、はい次ーのような感じをイメージしていたのですが、
本条先生と樽見先生に1分弱もの会話をさせて頂く機会まで恵まれて
60人もいるにも関わらず一人ひとり丁寧に時間をかけて接して下さったお二方に感激です。
ありがとうございます。
樽見先生には書籍版を年始からこの機会に一気に最新刊まで読んで
書籍版の巻末エピソードがとても印象に残った話をさせて頂き、
本条先生にはツイッターいつも楽しませてもらってますと、
この通知がくるとアルパカに見つめられていて沼に引きずられてくるようにも思える
趣深いアイコン画像の話をさせてもらいました。

記事紹介ツイート
本当に楽しかったので長文6200文字の感想記事を投稿しました。
— 夜市よい (@yoichi_041) January 11, 2026
「本条謙太郎×樽見京一郎 対談トークイベント&サイン会 ~「暗君」と「名君」~(副題:サンテネリ・オルクセン和平条約会)」に参加しました。https://t.co/46SXXopF13



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