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ファンタジー世界での近代戦争のすべてを見せた傑作「オルクセン王国史 ~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~」

【書籍化】オルクセン王国史 ~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~【コミカライズ】
ミリタリー 異類婚姻譚 ヒストリカル オリジナル戦記 IF戦記 オーク エルフ 近代戦 魔術 近代ファンタジー 書籍化 コミカライズ 123大賞2 R15 残酷な描写あり 異世界転生

「平和なエルフの村に、オークたちが攻め込んできた」
「平和なエルフの森を、オークが焼く」
溢れるほどよく目にする、そんなフレーズ。
では、彼らは一体なぜエルフの国に攻め込むのか。
国を亡ぼすほどの大軍勢を、どうやってその場に送り込んだというのか。
そんな疑問に挑む、ひとつの近代ファンタジー。

世に科学の進展あり、産業革命があり。
ときは「剣と魔法」の時代から、「銃と魔法」の時代に移り変わったあと。
オーク族・コボルト族・ドワーフ族・大鷲族・巨狼族の魔種族連合国家オルクセン。
人間族からさえ、もっとも歴史古く清楚な存在だと思われている、エルフたちの国エルフィンド。
歴史的対立を深める両国家の国境で、オーク族の王にしてオルクセン国王グスタフ・ファルケンハインと、凄惨な民族浄化に故国を追われたダークエルフ族氏族長ディネルース・アンダリエルは、邂逅する。
ふたつの国家の存亡をかけた国家総力戦の行方は。
そして、過酷な環境下で出遭った、ふたりの運命は。
軍事、内政、外交。
陸、海、空。
膨大な数の、膨大な者たちの、膨大な命の紡ぐ、異世界近代歴史絵巻の開幕。

本編61話完結・現在139話146万字の書籍化済みオリジナル長編完結作品。
銃火器で武装した野蛮なオーク達が平和に暮らすエルフの国に突如侵略を仕掛けてきた。
こうして始まった前代未聞のオークとエルフによる近代戦争の全容が、
現実世界の練り上げられた軍事戦術にファンタジー世界らしい魔術を加えた戦場描写と、
厳しい兵站と戦う後方部隊を含めて戦前から戦後まで描き出された重厚長大な架空戦記です。

緊張感ある本格的な戦争描写が楽しめてオークへの価値観も一変すること間違いありません。

産業革命があり銃と魔法の時代となって久しい架空のファンタジー世界。
その中の魔種族連合国家オルクセンの国王でありオークのグスタフには懸念があった。
それは急速に人間の科学技術が発展している為に、
魔種族の魔術と腕力では敵わない日が何時か到来し自分達は絶滅してしまうということ。
人間による将来の絶滅を防ぐ為には全ての魔種族で結束し国を纏めるほかなく、
その為には欠かせない鉱物資源をもつエルフの国を占領し国力を高めることが不可欠。

しかしエルフの国とは前の戦争で惨敗を喫しており再度の敗北を免れる為に
国王グスタフは農業改革を始め近代工業を興す国家改造に取り組み続けて120年後、
エルフの民族浄化から逃れてきたダークエルフを助けたことで遂に侵攻への大義名分を得る。
こうして遂にオーク達の全力を尽くした侵略が始まりますがその戦争について、
陸海空全ての準備を終える過程を描く開戦準備から素晴らしい盛り上がりとなった決戦の模様、
そして戦争が終わる結末まで極めて濃厚に描き出されていきます。

本作は本格的な戦場描写のみならず後方の兵站の描写が盛り沢山となっているのが特徴的で、
この軍の主体となるオーク達は通常よりも遥かに強靭な体力と持久力をもつものの
その生命維持には常人の何倍もの莫大な食糧が必要になってしまう。
そして現地調達をすると忽ち周囲すべての食糧を食い尽くし干上がってしまう為に、
後方から全ての食糧を輸送してくる選択肢しか残されていない。
この至上命題がある為に兵站にとことん拘った軍隊が誕生し、
他の作品ではあまり見られない後方部隊の奮闘ぶりが如実に読者に伝わってきます。

更にそんな充実した兵站描写以外にもファンタジー世界ならではの戦場描写が魅力的で
唯でさえオークの大軍が突っ込んでくるその怖さは容易に想像が出来るのに、
このオーク達は魔術通信で連携をとり銃火器で武装し砲火力までもが卓越した諸兵科連合部隊。

しかもこれは陸軍に過ぎず海と空にも強大な戦力を持っていて。
それに加えオーク達は世論形成を始め外交戦も達者と読者が勉強させて頂くような彼らですが、
侵略に対抗するエルフも独自的な戦術を駆使し白熱した決戦が繰り広げられて楽しめます。

分かりやすい戦況図の挿絵もあって戦争の過程には没入出来て、
そしてそもそものエルフへの侵攻にどんな背景があり何が変わったのかもしっかり描写される。
そんなファンタジー世界の戦争を一から十まで堪能できる傑作なので是非一読してみて下さい。

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