騎手になる夢を失い、引きこもり状態だった春日巽は、同じ夢を抱いた姪っ子を支援するために大勝負を決意する。けれど失敗し、別プランを模索した結果、トラックに轢かれて命を落とした。
けれど、大勝負の失敗は女神の事情によるもので、転生を提案された先は、二度目となる平成の世だった。
前世の縁者、事象への極端な介入をしなければ好きにしてよい、との条件で、競馬知識を踏まえた生き直しが開始される。
ただ、当初思い描いていた馬券でそこそこに収入を得ての安楽な生活とは早々に趣きが変わってきて……。
馬好き視点での平成生き直しストーリー、ここに開幕!
全56話27万字長編完結作品。(2023/12/31完結につき更新)
平成初期に逆行転生した主人公がコンサル業で馬主となり衰退中の地方競馬すら変革する。
未来知識を生かす現代逆行と競馬を掛け合わせたどちらも好きな方にお勧めな作品です。
競走馬転生ものも馬主側主人公も良いですが本作は地方競馬自体を立て直していきます。
騎手を志していたもののその夢が絶たれ馬券で生活していた主人公は、
同じく騎手を目指す姪っ子の為に資金を工面しようとした矢先にトラックに轢かれ事故死。
そこから神様転生で1985年の日本に逆行しますが自分や知り合いに直接影響は与えられず、
歴史を故意に変えることも不可で最大で30年余りしか生きられない。
ではせめてこの第二の人生を騎手の道を歩もうとする姪っ子の為の騎乗馬を確保して終えようと
先ずはバブル崩壊後に倒れた長野県の上田競馬場(架空)を立て直すことを決意する。
ステイヤーの聖地となるべく長距離レースを体系化し週末や薄暮開催で中央競馬と提携を始め、
関東圏全体での連携を深めてネット投票による地方競馬の再拡大期までの生き残りを画策。
それと同時に未来知識で万馬券を当て救ったご近所さんに会社を設立してもらい、
黎明期のインターネット事業を拡大し一口馬主として将来競走馬を保有する道を切り開き、
更には生産牧場と手を組んで非SS系の長距離志向の馬産を始め読者の夢は広がっていく。
そんな生産牧場でロマン血統を作り馬主としても参入しては地方競馬自体も未来知識で改革し、
企業経営面では拡大するネット事業とコンサルとしてバブル崩壊やITバブルを利用する様子が、
小学生から無理のない流れで駆け抜けていくので爽快感が強い作品です。
好きな描写はまさかの逆をいったあの進路相談で油断していたら不意を突かれました。
最新38話時点で全て上手くいっているので後10数年の命で主人公がどこまでいってしまうのか。
その集大成を見られる日を楽しみに追っています。
そんな競馬に親しみのある方にお勧めな作品なので是非一読してみて下さい。
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紹介記事を投稿しました。
— 夜市よい (@yoichi_041) December 13, 2023
平成初期に逆行転生した主人公が
衰退中の地方競馬を立て直していく現行連載作品です。
「平成転生 馬事累々 ~馬好き引きこもりの二周目平成渡世 転生したら平成だったので、のんびり競馬を満喫しようと思ったのだが~」https://t.co/dlOlxNkWtY#narouN1242IM
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