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タイムスリップ逸見エリカは西住みほを救えるか「エリカ先生の強くて黒森峰」

「エリカ先生の強くて黒森峰」/「わっけいん」のシリーズ [pixiv]
「……はい? 戦車道の授業を受け持て?」 私、■▲エリカ、旧姓逸見は波乱万丈だった戦車道人生に一区切りをうち、つい先日までプロ選手だった腕前と経験を活かして母校黒森峰に戻り、教員として赴任した。教員免許を取得する為に留学やプロ入りの話を蹴っ...

ガルパン2次創作。全18話の中編で完結済みの作品です。

現役引退した40代の逸見エリカがタイムスリップして高校一年時のみほの先生になります。
このエリカ先生の世界線の西住みほは大洗に転校せず西住流に押しつぶされ消息不明に。
担当するのは戦車道の担当講師で実質お飾りな地位ですが、
みほをそんな結末にさせないようエリカ先生の奮闘が始まります。

先ず本作はとても良く黒森峰の学校生活の雰囲気が良く出ていて
原作の高校一年次の決勝戦でプラウダ高校に負けるまでどんな生活を送っていたか?が
エリカ先生の視点から語られていきます。

作中中盤に描写されるエリカ先生の過去話との対比もあって、
西住みほの持つ才能の危うさが分かりやすく大洗高校へ転校する意義の理解が深まります。
エリカ先生から語られる逸見エリカ自身の評価も自虐も交えていて面白い作品です。

この作品の一番の魅力は、
作中中盤以降でエリカ先生が逸見エリカだと各キャラクターが推察した際の微妙な距離感や、
EDのエリカ先生とは誰だったのか?に対する回答がとてもエモく表現されている点です。

エリカ先生はBAD END世界の住人なので、
エリカ先生が頑張ってTRUE ENDに導いた価値が描写によって証明される終盤の展開がたまらない。

「さっきの試合、先生が実際に戦ったんですよね?」
「お答えできません」
「先生はずっと私……ううん、西住みほの傍にいてくれたんですよね?」
「お答えできません」
「西住みほはそんな先生を勝たせたかったら無茶しちゃったんですよね?」
「……答えられないって言っているでしょうよ。話聞いてるの?」

「西住みほは、必ず先生の前に戻ってくると思います」

そんな一味違ったエリみほ作品となっていますので、是非一読してみてください。

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