当作品は同人版の「キラークイーン」からコンシューマへ移植・改変された、「シークレットゲーム」というゲームの2次創作となります。
この作品には以下の要素が入っております。・ご都合的な展開があります。
・道具・兵器設定がファンタジーかも知れません。
・原作から幾つかの改変があります。
・原作から一部の描写や台詞を引用している部分がありますが、
引用表示はしていません。
・原作のネタばれが満載です。
・挿入話を除き、本編のほぼ全編が主人公視点で語られています。
・オリキャラが登場します。
・ヒロインが原作主人公とくっつくとは限りません。
・逆にヒロインキャラや脇役がオリキャラと良い雰囲気になったりします。・主人公は同人版を含み原作をフルコンプリートしています。
・主人公は最初の時点で一部記憶喪失状態です。
デスゲームものの名作「シークレットゲーム」原作全23話の長編完結作品。
そのルール上絶対に不可能となっている「デスゲームでの全員生存」を目指して
原作知識持ちの主人公が他の参加者更には運営を相手に知能戦を繰り広げていきます。
デスゲームらしい参加者内の疑心暗鬼や銃撃戦を始めとする戦闘、そして暗躍する運営側と
デスゲームのジャンルの魅力が詰まっているのでお勧めな作品で、
ルール等作中でも解説されますので原作未読でも問題ありません。
主人公は目覚めると見知らぬ建物の中で爆発する首輪を付けられていて、
「3名以上の殺害。首輪の作動によるものは含まない」という首輪の解除条件を示される。
この状況に見覚えがある主人公は原作知識を参考にしながら慎重に探索を進めていった所、
他の参加者の名前まで原作と一致しどうやら原作の世界に迷い込んでしまったようで。
自分の原作知識を以てすれば「3名以上の殺害」という条件は簡単に突破出来ますが、
完全無欠のハッピーエンドを目指すため、設定されていない別の方法を探し奮闘していきます。
疑心暗鬼や裏切りを始めとするデスゲームの環境で、
3名以上殺害しなければ自分が死ぬ定めに置かれている主人公から
いくら殺害をしないと言われても当然他の参加者からは危険人物扱いされ信用はされない。
そんなゼロどころかマイナスのスタートから参加者全員を含めたハッピーエンドが描かれます。
本作はそんな逆境の中でも諦めずとことん人を信じ続ける主人公が魅力的で、
いくら原作知識があるといっても続く困難の連続に何度も死にかけますが
その行動を通じて他人から信頼され到達したエンディングが本当に素晴らしかった。
ゲーム中何度も自分を殺しに来た相手すら救いきった、
正に「ハッピーエンドを君達に」というタイトルに相応しい結末には涙腺がゆるみます。
そしてルールの穴をつくその考え方も決して荒唐無稽なものではなく、
実際に理由が付き納得出来て想像出来なかった別解を、
参加者と運営にとことん隠し通し実行した最終盤の展開は思い出深い。
そんなデスゲームものの見本のような作品ですが、
原作未読の方は以下のキャラクター一覧を参照すると話に入りやすくお勧めです。
記事紹介ツイート(作品が面白かったらいいねをお願いします!)
紹介記事を投稿しました。
— 夜市よい (@yoichi_041) May 3, 2023
「他者を3人殺害しないと自分が死ぬ」
そんな条件でデスゲームに参加させられた主人公が
絶対に不可能な全員生存のハッピーエンドに挑戦する
デスゲームのジャンルの魅力が詰まった一作です。
「ハッピーエンドを君達に」
https://t.co/XK77UJpDeV
コメント
懐かしすぎます……。
これ読んでから原作やったか、原作やってからゲームをやったか忘れましたが、滅茶苦茶面白かったです。
デスゲームもの、流行らないかなあ……
愉悦部さんコメントありがとうございます!!
自分も各個人の思惑が錯綜する心理戦デスゲームものは始めてだったので衝撃でした。
MMOのデスゲーム化はSAOを始めよく見ますが
こういう個人毎に異なる条件の達成を目指したバトロワ風小説は
やはり設定がオリジナルだと難易度が高いのか
この原作以外全く出てきませんでしたね‥
うわ、お勧めしたいなと思ってた作品がでてる!
と凄くびっくりしました。
これ凄く良いですよね。
メガネさんコメントありがとうございます!
平凡な主人公が微妙に使える原作知識と知略を駆使して何度も死にかけて予想不可能な大団円。
デスゲーム作品の良さが詰まってました