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書籍

2025年に読了したお勧め書籍紹介

2025年は271冊程読めたのでその中からお勧めしたい書籍の紹介で、
印象に残った順に自分が見返す為に作ったシリーズでも単巻としての感想と順番です。
読書メータ―ではこの本棚にお勧め書籍をまとめています。

りゅうおうのおしごと!20

「どうしたって私には思い付かないような手だったから」
逆説的に詰みを確信してしまうシーンには彼女の居た堪れない心情を想って涙しました。
そして桂香さんの最初の本がりゅうおうのおしごとだと思ってましたが最後に決めてきて、
その本の修正箇所が棋士総会の熱い結論とリンクし、
プロローグのタイトルとエピローグのタイトルコールが繋がってくる構成が素晴らしい。
挿絵もあのトラックのPVに2人の対局がまさかの連続カットインとなり
最後には成長したあいが見れて悔いのない完結をありがとう。

サイレント・ウィッチ IX 沈黙の魔女の隠しごと

「破滅したくなければ、沈黙を。この先、貴方が牙を剝くのなら、わたしは全ての真実を明かしましょう。」
前巻の凄まじい熱さそのままに完結まで導いた最終巻で、
アイザックが思わず茫然としたあの瞬間が本当にたまらない。
このサイレントウィッチの正義でも力でも論理でもなく
誰もが納得せざるを得ない落としどころを叩きつける展開良いよね…
Web版読者として本当に強いて言えばこの大仕掛けに書籍版独自の
バルトロメウスと魔法史研究クラブが更に頑張ってほしかった感はある。ただ満足です。

この物語を君に捧ぐ 

王道的な構成を圧倒的な熱量とヒロインの可憐さで捻じ伏せてきた。
綺麗に纏められた内容が心にじんと染みてくる内容で大満足でした。
表紙タイトルからヒロインに物語を捧ぐなら健気でか弱いヒロインなんだろうなと思いきや、
計算付くでの行動を随所に見せアグレッシブに主人公を攻めてくる。

そして高校生ヒロインが担当編集となるその自信は何だよという疑問に対して
真っ向から見せつけられた熱意と覚悟には天晴れで、
主人公の天才小説家設定も疑っていましたがあの四十稿は恐れ入りました。
エンディングも見事で素晴らしい読了感の一言です。

リビルドワールドII〈下〉 死後報復依頼プログラム

これまでの4巻で一番熱くなれて良い!
これまでモンスター相手にして成り上がってから本巻で訪れる、
敵味方共に決して譲れない手に汗握る対人戦闘が見どころ満載で非常に盛り上がりました。
モンスターではない人間が敵だからこそ相手にも信念や忠義があって分かり合っていて尚も
どうにもならない事情でぶつかり合う悲哀がたまりませんね。
絶望的な状況下で最善手を選び続けたユミナさんに惚れ、
カツヤ君もただのかませではなくて覚悟を持った善性として描かれて好き。

悪役令嬢の矜持(1)~私の破滅を対価に、最愛の人に祝福を。

婚約破棄断罪ものは見慣れてきただけに、
断罪する側の悪役令嬢側に立ってその破滅覚悟の事情を詳らかにしたのが非常に新鮮で、
次々と裏事情が明らかになりテンプレ的な期待以上の展開を見せられ続けた構成も見事でした。
特に十分に考えられていると感じられる主人公の策略に加えて、
各キャラクター達もそれぞれの考えを持っていてその信念がしっかり伝わるのが良かった。

TS衛生兵さんの戦場日記IV

作者がこのシリーズで最も読んでほしいと語るシーンが遂に到来した第4巻。
Web初読時の驚きこそないが芸術的とすら感じる展開が素晴らしい。
そして書き下ろしのセドル君側の展開も謎が謎を呼ぶ展開に期待が止まらず一体あの少女は何者なのか…

ひかるイン・ザ・ライト! 

アイドルなんて見合わないと諦めていた少女が歌の才能を武器にアイドルへ羽ばたいていく。
自分の才能が審査されて一度否定されてしまったらもう何者にも成れなくなってしまう、
その悩みを言える友人に背中を押され光の当たる場所で輝く楽しさを知るストーリーが良い。
漫画なので主人公の歌声が実際どのくらい凄いのかは測れない中で、
ネットで見ただけの知識を基に筋トレを愚直に続けて成し遂げた体幹に至ったその努力に彼女の特別を感じる。葉山Pも上から審査するだけでないプロフェッショナルさを感じさせてくれた。

日本人が知っておくべき 自衛隊と国防のこと

著者の活動を見て信用していたので購入。
非常に分かりやすい日本の防衛状況と自衛隊の現状についての解説となり、
専門用語がなく一から理解することが出来た中で以下の説明が印象的でした。
>核抑止の為の核共有については、「同盟国が核兵器を使いたいと思ったときに使える」と誤解している。
>自衛隊の継戦能力の不足は織り込み済みの問題でその問題を解決するための政治的決断をやるべきときにやった。
>日本が米中の仲介をしてはどうかという問い立てがあるのですが、これは的外れ。
>NATOの巨大同盟型に対する東アジアのハブ&スポーク同盟の利点

教養としての金融危機

世界恐慌から2010年ユーロ危機までに発生した9つの国際金融危機が面白く解説される。
幾度の金融危機の反省から金本位制から管理通貨制度へ
そして固定相場制から変動相場制へと移り変わって、
それまでの市場原理ではなく国家が協調する金融システムが強化される流れが分かりやすい。
基軸通貨を持つ米国が経常赤字を気にする必要がない特権をもつ反面、
その赤字こそが世界経済を支えている視点は無かった。
サブプライムローンが人気となった訳やバーゼル規制導入経緯等の腑に落ちる解説が印象的。

黒牢城

歴史小説とミステリが密接に絡み合う見事な融合作で、
読むのに体力がいると覚悟して読み始めましたが気が付けば惹き込まれて読み終わっていた。
あれほど一つに纏まっていた城内がこれ程までに崩れ去るとは。
織田による包囲下に置かれた城の戦況推移と事件が繋がり合って刻一刻と状況が悪くなり
疑心暗鬼に陥る中で第一の事件のトリックは解けず第二の事件は解明の瞬間に成る程と唸り、
第三は読んでいく中で自然と浮かんできてそして第四では見抜けていても食いつかざるをえない策略を見せられて満足です。

オービタル・クラウド

打ち上げ終わったロケットの残骸が謎の動きをし始めた。
世界各地の天文オタク達が発見したその一つの謎がどんどん大きくなって
気づけば政治陰謀劇にスパイ映画になっていく夢が広がる展開が見事で、
経済制裁を受けているイランと北朝鮮にCIAにJAXAと、
各地各国でバラバラに動いていた登場人物達が一つに重なっていくのが圧巻でした。

総理にされた男

病に倒れた総理大臣と似ているという一点で影武者となった主人公が政治に奔走する、
というだけには到底収まらないスケールの大きさと解像度の高さが非常に面白かった。
素人にしては頑張ってるという次元を超えた演技の才を以て国民を騙しきった開幕から、
既得権益がないからこそ出来た総理ならではの一手を難局において次々に打っていくのが爽快。
自分とは合わない政策を主人公が述べていてもそれを無視できる熱があり、
終盤の海外テロと憲法9条との板挟みからの出した結論も見事でした。

今年別枠で紹介記事を投稿しているお勧め書籍

「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

感想の言語化に本当に重要なのは語彙力ではなく細分化。
メモを残し何故そのシーンが印象に残ったのかをより深く考えることが出来て
初めてありきたりではない自分の言葉が生まれてくる。
自分に足りなかったものは語彙力という才能ではなかったのだと腑に落ちる読了感で、
推し語りをする上での技術論が沢山あって文章術のバイブルになる素晴らしい本でした。

汝、暗君を愛せよ

堅実な家業を継いで何もしなくても部下が働いてくれる社長の地位は羨ましい。
大国の国王に転生しその地位に人が集うのを眺め酒色に溺れられるのは夢が詰まっている。
しかしその二つを双方経験したこの主人公を見るとそれが全く羨ましくなくなる。
その想像出来ていなかったトップの苦しみが如実に描写されているのが新鮮でした。

そしてそんな主人公が辛い思いをするばかりな話でもなく、
他者視点からはしっかりと主人公が評価されているところが見せられるのが自分事のように嬉しくなれて良かったです。

線は、僕を描く

無造作にも描かれたように見える水墨画の一本の線を見て
私たちはその線が葉なのだと何故感じ取ることが出来るのか?
他の絵画と違い塗るという概念の無い水墨画の線を描く本質が本作に触れる前に全く興味を持っていなかった自分にも主人公の成長と共に感じ取ることが出来た傑作。

「僕は、線を描く」ではなく「線は、僕を描く」。
この違和感が強調されるタイトルにこれ程までの意味が込められていたとは。
主人公の水墨画の師匠湖山先生は最初から答えを教えてくれていたのだと気づいた瞬間に
これまでが正しく一本の線のように繋がった。

感想を書けていないお勧め漫画作品

漫画は感想を書かずに一気に読了しにいくので文章無いのですがリストアップしました。

アオアシ(40)
青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない 2
アイドルマスター シャイニーカラーズ 事務的光空記録
恋文と13歳の女優
あかね噺
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