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ハーメルン

麻雀をよく知らなくても十分に伝わる最高の面白さ「ニワカは相手にならんよ(ガチ)」

ニワカは相手にならんよ(ガチ) - ハーメルン
––これはネット雀士からトッププロへと上りつめた雀士と、全国を誓い合った4人の少女の軌跡–– 2021.12.31 団体戦編完結しました! オリ主挿絵↓ 【挿絵…

「だから私は、麻雀で頂点を取るために、才能だけじゃ麻雀は強くなれないってことを、証明したい」

――これはネット雀士からトッププロへと上りつめた雀士と、全国を誓い合った4人の少女の軌跡

原作:咲-Saki-の全221話100万文字の長編完結作品。
原作を知らなくても、麻雀を知らなくても、熱い描写に感動できる素晴らしい作品です。

現実でプロ雀士として夢破れた主人公がトラックに轢かれて気づけば咲の世界の女の子に。
麻雀が甲子園並の人気を誇る世界で、前世で取れなかった頂点を目指していきます。

この作品で魅了されたのはまず感情移入間違いなしの闘牌描写で、
例え麻雀を知らなくても、さながら囲碁を知らずに熱中できたヒカルの碁のように、
麻雀卓上での魂と魂のぶつかり合いに熱中できるその描写力は何回読んでも輝きを失いません。
また、未来予知や神を降ろしたり等の能力を持つ天才が蔓延っている咲の世界なので、
確率を必死に計算するデジタル理論を身に着けても無駄な世界だと感じていましたが、
それだけに天才でないデジタル型の主人公が麻雀を愛する心で独り天才たちに立ち向かう。
この立ち向かっていく姿が非常に格好よく映って映ってしょうがない。

さらに主人公以外のキャラクターについても魅力的に描かれており、
原作そのままに等身大の原作キャラを描くのみならず、
原作で描き切れなかった各キャラクターの可能性すらも引き出しきれています。
そんな主人公を上げるために原作キャラを下げるという簡単な手順を一切取らずに、
原作キャラの魅力を十二分に引き出した上で主人公がその上をいく描写には惚れ惚れする。
そんな主人公とチームメイトから成る、姫松高校の栄光への道のりを見届けよう。

『姫松高校!!!!2年連続インターハイ準優勝!!関西の“常勝軍団”は、未だ頂の景色を見れずにいます!!あの時選手たちは誓いました。今年必ずその景色を見に来ると!全国の麻雀ファンに笑顔を届けるクラリンは、今一人の選手として全国の頂点に挑みます!!倉橋多恵!!!!』

「……はい、どうもみなさんこんばんは、1日1回、ドラ確認し忘れて初打にドラ切る、クラリンです。……明日はインターハイ団体戦決勝に姫松高校の先鋒として出場します。頑張るので応援してくださいね!」

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