PR
やる夫スレ

SFとファンタジーの交差点「星渡りのもこっち」

やる夫が人生でいいじゃない

オリジナルSFものの全10話中編完結作品。
「未開拓惑星探査官」もこっちが星から星へ渡り歩き見聞して回っていく。
その未開拓惑星の中には剣と魔法の惑星を始め現代風な惑星
様々な星があって。
そんな星たちとSF世界から来たもこっちとの関わりが丁寧に描かれます。

「未開拓惑星探査官」というまだ見ぬ異星人が住む星を見つけて
その文化を観察、報告する仕事についているもこっち。
そんなもこっちに新たな未開拓惑星の情報が送られたことから仕事が始まり、
その情報のきっかけとなった遠く離れた宇宙にすら届く音波を出しているのは何者なのか。
もこっちが現地文明に潜入しての調査を進めていく中でそれが明らかになっていきます。

本作はそんなもこっちが星に降りて現地住民との出会いを探索パートと、
見慣れない職についているもこっちの生活が分かる宇宙パートから成る2部構成な作品で、
もこっちの仕事を通してこの独特な世界観が良く分かる序盤が描写されます。
特に最初の「チャプター1 彼方まで届く歌姫の歌」での
ほっこりさせてくれる交流とファンタジー世界らしい設定が好きでした。

そして後半はそんなほのぼのとした現地民との交流から一転し、
もこっち達と敵対する種族グリッチの謎を始めとして
序盤に描写された様々な伏線が回収されていく終盤が始まります。
色々謎な回もありましたがそれらもしっかり伏線でしたね。

やろうと思えば幾らでも伸ばせる形式な作品ですが、
全10話にして綺麗にまとめあげられているのが素敵で良かったです。
そしてまとめからだとリンク切れしている前日譚、
「SFとファンタジーの交差点」はこちらからお読みください。

記事紹介ツイート(作品が面白かったらいいねをお願いします!)

スポンサーリンク
シェアする
夜市よいをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました