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ハーメルン

オラリオで挑もうFF14式大迷宮バハムート「光の戦士がダンジョンにいるのは間違っているだろうか」

作者活動報告より主人公ルララ・ルラ
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=131252&uid=98929
光の戦士がダンジョンにいるのは間違っているだろうか - ハーメルン
ある朝、誰もいないオラリオのギルドを訪れたのは一人の小さな冒険者でした。  そんな彼女が送るもう一つの迷宮冒険譚(ダンジョン・オラトリア)。  ダンまちとFF…

 ある朝、誰もいないオラリオのギルドを訪れたのは一人の小さな冒険者でした。

 そんな彼女が送るもう一つの迷宮冒険譚ダンジョン・オラトリア

 ダンまちとFF14(パッチ3.1〜3.4頃)のクロス作品
 ララフェル族の光の戦士がオラリオにやってきて、あれやこれやする物語です。
 これを機にFF14の小説が増えるといいなぁ

ダンまち×FF14の全52話長編完結作品。
外見は可愛らしいララフェル族の光の戦士がオラリオに転移。
そこから正にFF14を思い出す壮大なストーリーがオラリオで描写されていく、
FF14既プレイ者にとてもお勧めな作品です。

街にテレポしてみると何故か見知らぬ草原に転移していた主人公ルララ・ルラ。
何やら塔を見つけたのでそこに向かってみるとそこはオラリオと言うらしい街だった。
ギルドに案内され冒険者登録を試みるもファミリアにすら所属していないので当然失敗する。
それでも頼れる担当者エイナさんは自分は強いのだと強弁する主人公に
レベル2の先輩冒険者を紹介し一緒にダンジョンに挑戦して見込みを確認してもらうことに。

しかしこの小人族の新人冒険者にしか見えない主人公は、
占星術士に始まり賢者や戦士等あらゆるジョブを使いこなす熟練の冒険者で。
遭遇したミノタウロスに先輩冒険者は死にかけるも主人公はこれを一蹴。
そうして冒険者としての活動に太鼓判を押された彼女の迷宮冒険譚が始まり、
主人公がオラリオに来た意味と「大迷宮バハムート」に始まる因縁と対峙していきます。 

本作は先ず幕間・愛用の紀行録で描かれる主人公の一人称視点がとても印象的。
本編ではある種の超越存在と見做される程全く内心が不明な主人公が実は何を考えていたのか。
光の戦士らしい内心と周囲に与える影響とのギャップがたまりません。

更には主人公の実力が遂に遺憾なく発揮される、
「第4章 ヘスティアの場合」アポロンファミリアとの戦争遊戯の爽快感がとても良い。
ベル君とヘスティアの魅力を一切損なわずに光の戦士の圧倒的な実力が披露されるので、
オラリオで光の戦士がPvPしたらこうなるよなぁ‥と納得感しかなく本作の一つの見所です。

そして最終幕では遂に降臨したバハムートとの最終決戦等、
それぞれの原作の設定を壮大なスケールでまとめ上げたクライマックス戦闘があり、
読み切ったなぁとしんみりする読了感が味わえる大作です。

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