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やる夫スレ

荒木ワールド全開で緊迫感あるオリジナルスタンドバトルを!「アウトローマンやる夫」

嗚呼! やる夫道 アウトローマンやる夫 目次

日本 東北 M県S市 杜王町
様々な『スタンド使い』が集うこの町で……
今、『次元』を超えて新たなスタンド使いたちの戦いが始まる……!
巨匠 荒木飛呂彦が手がけた短編集がモデルのキャラクター達がスタンド使いとなり杜王町で死闘を繰り広げる!
ジョジョの奇妙な冒険の世界観を土台に、バオーが! アイリンが! ビーティーが! 夢の競演を果たすッ!!!
物語の語り部となるのは、この男ホル・ホース!
かつてDIOに雇われていたホル・ホースは新たなるパートナーを求めに杜王町へ訪れる!
ホル・ホースが探しているスタンド使い…それは何と脱獄中の死刑囚だった!! 
そしてホル・ホースは彼と共に命を懸けた『ゲーム』に巻き込まれていく……!

本編24話のジョジョ原作長編完結作品。最終スレはこちら
執行官を名乗るスタンド能力者達に追われている死刑判決を受け逃亡中のやる夫。
彼が執行官達から逃げながらとある目的を果たす為に巨悪に立ち向かったその様子が、
緊迫感溢れるオリジナルスタンドバトルの連続で展開された良作です。

荒木作品を知っている方に特にお勧めですが未読でも楽しめます。

猟奇殺人事件の容疑者として逮捕されたものの『ゲーム』に参加し脱獄に成功したやる夫と、
そのゲームでやる夫を始末する任務を与えられた執行官の一人やらない夫が主人公。
執行官達とスタンドバトルで戦い合って生き延びたら自由になれるゲームに参加したやる夫は
個性溢れるスタンド能力を持った執行官達と戦っていきますが、
そもそもやる夫がこのゲームに参加した目的は実は自分の無実を証明するためで。

執行官達から逃げつつ冤罪を掛けられた原因を究明し犯人に何度も追い詰められながら、
ホル・ホースを相棒にして元エリート刑事ならではの解析力で切り抜けていきます。

本作はジョジョの奇妙な冒険以外の様々な荒木作品のキャラクターをモチーフにして、
その圧倒的な個性を残しながら見事にジョジョっぽさが演出されているのが魅力的です。
配役元の原作の設定を生かしながら荒木作品との雰囲気との融合が違和感なくされていて
どのキャラクターも見事にジョジョの世界に生きていました。

そして特に印象的なのが初めての本格スタンドバトルとなった『VSウィンチェスター夫人』で、
微かな手がかりを元に相手のスタンドを推測し二転三転する戦況で本作に一気にのめり込める。

やる夫のスタンド能力は「無数の紙を操る」戦闘力が低いスタンドで、
知略戦が主となりそのスタンド能力の使い方に驚きつつも納得出来る展開が続いていきます。
特に中盤で描かれた非スタンド能力者の「ビーティー」(渚カヲル)が、
その悪魔的頭脳による騙しとトリックでスタンド使い達と対等に渡り合う様が見事で、

まさかスタンドを真正面から使われたら即敗北の状況下で口先だけで状況を支配しきるとは。

更にストーリーもやる夫の冤罪の内容が明らかになる終盤にかけてどんどん盛り上がる中で、
記憶喪失の少女サーニャが成長しそしてクライマックスで衝撃的な真実と結末を見せていった
この曲者しかいない作品の中で一人王道的なヒロインで清涼剤のような彼女が魅力的でした。

そんな魅力的なキャラによる本格スタンドバトルが味わえるので是非一読してみて下さい。

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コメント

  1. 匿名 より:

    敵を倒した時顔が崩れるのがあんま好きじゃなかったなぁ、でもそれ以外はマジで好き特にトリックが大体好きあとオリバーとかコリヤー兄妹とかこれで知ったは元ネタ荒木先生の変人偏屈列伝らしいけど。
    読んだの前過ぎてサーニャの正体覚えてないな

    • 夜市よい より:

      コメありです!
      確かに顔が崩れるのは独特な描写でしたね。自分もトリック大好きです!
      自分も変人偏屈列伝未読だったので本作から入ってました。

  2. 匿名 より:

    ウィンチェスター夫人の話が一番好きだったな
    AAの元ネタを使った伏線、ポエムかと思いきや人間賛歌、ジョジョらしいバトル展開と、個人的ベストバウトだった

    あと当時オリバー君について調べてみたら、プロデュースした人はまだ生きてるっぽいのを知って驚愕した覚えが
    今ウィキみたら1937年生まれって書いてあったし、死亡年月日もなかったんで87歳のはず

    • 夜市よい より:

      コメありです!
      最初の誠戦は唯のウォーミングアップだったと十分に感じる激戦で自分も好きでした。
      ウィンチェスター夫人の正体には騙されまどマギ他キャラの活用にも納得しながらジョジョが堪能出来てと本当に良いバトルだった。。
      虚業家の方もご存命だったとは。ありがとうございます

  3. 匿名 より:

    ミスリードが上手くて驚かされる事が多かった記憶がある。

    同作者なら岸辺露伴シリーズもおすすめ。

    • 夜市よい より:

      コメありです!
      岸辺露伴シリーズの「岸辺露伴は書き込まない」「岸辺露伴は踏み込まない」も
      原作の雰囲気を完璧に再現したオリジナルストーリーが展開されていて原作ファンにはたまらないですよね。

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